核燃料再処理工場 今月中にも正式合格の見通し 原子力規制委
NHK NEWS WEB 2020年7月15日
青森県にある再処理工場の本格操業の前提となる審査の正式合格を判断する時期について原子力規制委員会の更田豊志委員長は、15日の記者会見で「作業は順調に進んでいる。8月に入る前に、判断ができるのではないかと思っている」と述べ、今月中にも審査合格を示す審査書を正式にとりまとめる考えを示しました。具体的には、今月22日か29日の定例会で議論される見通しです。
原発から出る使用済み核燃料から、再利用するためのプルトニウムを取り出す再処理工場をめぐっては、規制委員会がことし5月、事実上、審査に合格したことを示す審査書の案を取りまとめ、6月まで内容について一般から意見を募るパブリックコメントを行い、およそ760の意見が寄せられていました。
規制委員会では、こうした意見を正式な審査の合格を示す審査書にどう反映させるかなどの作業を進めています。
