原発賠償負担金2・4兆円 大手電力、経産省に申請
共同通信 2020/7/17
沖縄電力を除く大手電力9社と日本原子力発電は17日、原発事故を想定した賠償費用の負担額計約2兆4千億円を経済産業省にそれぞれ申請した。内訳は東京電力ホールディングス(HD)が約9千億円、関西電力は約6千億円などで、送電線の使用料から40年程度かけて回収する見通し。
経産省の承認を受けた後、電気料金への上乗せ額が確定する。賠償費用を積み立てる制度は東京電力福島第1原発事故の後にできた。各社が申請したのは、福島原発事故以前に事故の賠償に備えておくため負担すべきだった金額となる。