大飯原発で今月から始まる定期検査を前に、関西電力は新型コロナウイルスの新たな感染者が確認された地域から訪れる作業員に対し、あらかじめPCR検査を行う方針を決めました。
2週間以内に新たな感染者が確認された都道府県の作業員が対象で、原則として陰性が確認されたあと福井に向かってもらうものです。
こうした取り組みは全国でも珍しいということです。
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関電 県外作業員にPCR検査実施へ 大飯原発の定期検査前に 福井
NHK NEWS WEB 2020年7月3日
福井県にある大飯原子力発電所で今月から始まる定期検査を前に、関西電力は新型コロナウイルスの新たな感染者が確認された地域から訪れる作業員に対し、あらかじめPCR検査を行う方針を決めました。関西電力としては、こうした取り組みを通じて感染拡大への地元の不安を払拭(ふっしょく)したい考えです。
福井県おおい町にある大飯原発3号機では、今月下旬から定期検査が始まる予定で、参加する協力企業の作業員およそ1800人のうち半数が県外から訪れることになっています。
関係者によりますと、これを前に関西電力は県外の作業員を対象としたPCR検査を行う方針を決めました。
具体的には、2週間以内に新たな感染者が確認された都道府県の作業員が対象で、原則として陰性が確認されたあと福井に向かってもらいます。
また、福井県内を含むすべての作業員を対象に、作業開始の2週間前から体温などを毎日、記録してもらったうえで協力企業に報告を求めることにしています。
電力各社によりますと、こうした取り組みは全国でも珍しいということです。
大飯原発の定期検査をめぐっては多くの作業員が各地から集まるため、地元の自治体から感染防止策の徹底を求める声が高まっていました。