2020年7月25日土曜日

25- 大熊・双葉の環境まちづくり 第1回会合

小泉進次郎環境相「後押しする」 大熊・双葉の環境まちづくり
福島民友ニュース 2020年07月20日
 大熊、双葉両町の復興に向けた「大熊・双葉環境まちづくりミーティング」は19日、大熊町役場で始まった。9月まで全3回行われ、環境や持続可能性をテーマにした地域の将来像を議論する。初日の会合には小泉進次郎環境相が参加し、吉田淳大熊町長、伊沢史朗双葉町長と意見交換した。

 ミーティングは、復興がこれから本格化する大熊、双葉両町のまちづくりの方向性について、若者、企業などに幅広く話し合ってもらおうと、環境省が企画した。小泉氏は、気候変動に対応するには地方の取り組みが不可欠と説明し「ミーティングを通して両町が今後作成するビジョンや計画を、われわれが後押しすることで福島の復興を前に進めていきたい」とエールを送った。

 吉田大熊町長は、二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロの2050年達成を目指す「ゼロカーボン宣言」を今年2月に行ったことに触れ「人にも地球にも優しいまちづくりを進めていく」と環境分野での先進地として歩んでいく決意を述べた。

 伊沢双葉町長は、東京電力福島第1原発事故による避難が続く町の現状を「未来を考えていける場所として強みに変え、帰還を希望する人や移住者が新たな生活を始めやすい環境整備を進めていきたい」などと語った

 第2回会合は8月23日、第3回会合は9月12日を予定している。