いわき市で避難生活を続ける福島県双葉町の住民らが4日、JR常磐線双葉駅に七夕飾りを飾り付けました。長さ4mの6本の吹き流しです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
七夕に復興の祈り JR双葉駅に飾り付け
河北新報 2020年07月05日
東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県いわき市で避難生活を続ける福島県双葉町の住民らが4日、3月に避難指示が解除された地元のJR常磐線双葉駅に七夕飾りを飾り付けた。
町民でつくる自治会「いわき・まごころ双葉会」の会員ら15人が、長さ4メートルの手作りの吹き流し6本を駅の階段近くに設置。地域の復興を願い、古里の風に揺れる吹き流しを見守った。
自治会は2013年から、JRいわき駅周辺で開かれる「いわき七夕まつり」に参加している。今年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、3月に新駅舎で営業を再開した双葉駅での展示を初めて企画した。
展示は14日までで、自治会は来年以降も続ける方針。石田翼会長は「一日も早い復興を祈って飾った。JRや車で訪れる人に古里を思いながら見てもらいたい」と話した。