2021年5月16日日曜日

16- 旧茂庭小で風力発電人材育成 福島市と誠電社が協定

 福島市は廃校となった市内の茂庭小活用事業の優先交渉権者に、風力発電メンテナンスに関する人材育成を行う施設の開設を目指す誠電社を選びました。

 福島県内では40年までに500基を超える風車の建設計画が進行していて、新たに必要なメンテナンス人材は福島県と宮城などの隣県四県で合わせて200人以上に上ると予測されるということです
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旧茂庭小で風力発電人材育成 福島市と誠電社が基本協定書締結
                             福島民報 2021/05/14
 福島市は十三日、廃校となった市内の茂庭小活用事業の優先交渉権者に、同市の誠電社を選んだ。同社は風力発電メンテナンスに関する人材育成を行う施設の開設を目指す。同社によると、風力発電を巡る人材育成施設は県内で初めて。
 県内では二〇四〇(令和二十二)年までに五百基を超える風車の建設計画が進行している。同社は新たに必要なメンテナンス人材は福島県と宮城などの隣県四県で合わせて二百人以上に上ると予測する。
 現在、全国的に風車の管理は海外メーカーが行っていることが多く、異常発生時に現場に駆け付けられる技術者の不足が課題とされている。
 施設では世界基準の資格獲得を目指し、地域に根付いた技術者を育成する。同社によると茂庭小には広いグラウンドと体育館があり、十メートル以上のはしごや実物大の風車を使った訓練を行うのに適しているという。
 契約に向けた基本協定書締結式は十三日、市役所で行われ、木幡浩市長と同社の渡辺誠社長が協定書を交わした。木幡市長は「施設が茂庭地区の活性化につながってほしい」とし、渡辺社長は「福島から多くの技術者を育てたい」と語った。