韓国の保健福祉部の権長官は25日に行った基調演説で、原発処理水の海洋放出問題は「利害当局国との十分な事前協議なく行われてはならない」、「世界保健機関(WHO)と国際原子力機関(IAEA)をはじめとする国際社会の客観的かつ十分な検証が必ず行われなければならない」と強調しました。
汚染水の海洋放出は利害当局国の了解を得て行うことは、I EARが当初から要求しているものです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日本と韓国、原発処理水問題めぐりWHO総会で激突=韓国ネット「そんなにきれいなら日本内に放流して」
Record China 2021年5月26日
2021年5月26日、韓国・KBSは、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出問題をめぐり「日本と韓国が世界保健総会(WHA)で激突した」と報じた。
記事によると、韓国の保健福祉部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)長官は25日午前(現地時間)に行った基調演説で、原発処理水の海洋放出問題について「利害当局国との十分な事前協議なく行われてはならない」と強く述べ、日本政府に情報を包み隠さず公開するよう求めた。また、「世界保健機関(WHO)と国際原子力機関(IAEA)をはじめとする国際社会の客観的かつ十分な検証が必ず行われなければならない」と強調したという。
一方、午後に発言権を得た在ジュネーブ日本政府代表部の斉田幸雄公使は、韓国側の発言に対し「日本はこれまで原発処理水の海洋放出問題について包み隠さず説明してきた」とし、「海洋放出が技術的に実現でき、国際慣例に合致するということはIAEAが認めている」と反論したという。