原発の建て替え・新増設を可能に 自民提言案まとめる

　自民党の総合エネルギー戦略調査会は25日、今年の夏にも改定される日本のエネルギー基本計画に、原発の「建て替え」や「新増設」の推進を盛り込むよう求める提言案を取りまとめました。「カーボンニュートラル」政策を最大限に利用して原発の再稼働に繋げようとする魂胆がありありと分かり余す。
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原発の建て替え・新増設を可能に 自民提言案まとめる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TBS　2021年5月25日
　自民党の総合エネルギー戦略調査会は２５日、今年の夏にも改定される日本のエネルギー基本計画をめぐり、原子力発電所の「建て替え」や「新増設」の推進を盛り込むよう求める提言案を取りまとめました。
 「気候変動、カーボンニュートラルを実現していくためには原子力を活用していかなければならない」（自民党総合エネルギー戦略調査会 額賀福志郎会長）
　自民党の総合エネルギー戦略調査会は、原子力発電について「リプレース（建て替え）・新増設を可能とするために必要な対策を講じる」などとした提言案を取りまとめました。また、国が定めるエネルギー基本計画では現在、２０３０年度の新たな電源構成での原子力の比率を２０〜２２％としていますが、提言案では、この目標の「維持・強化」を求めています。
　調査会は近く政府に提言案を申し入れる予定で、政府が今年の夏にも改定するエネルギー基本計画への反映を目指しています。（25日22:51）