自民党の「2050年カーボンニュートラル実現推進本部」は24日、原発の早期再稼働、新増設や建て替えを求める緊急決議をまとめました。
これは菅首相が唐突「2050年カーボンニュートラル実現」を打ち出したときからの狙いと考えられますが、海水暖め器と言われる原発を大々的に再稼働するのでは地球温暖化が推進されるので、趣旨に逆行します。
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原発再稼働、新増設求める カーボン本部が緊急決議 自民
時事通信 2021年5月24日
自民党の「2050年カーボンニュートラル実現推進本部」(本部長・二階俊博幹事長)は24日、原発の早期再稼働、新増設や建て替え(リプレース)を求める緊急決議をまとめた。原発について「核物質防護の強化や避難道路整備など防災体制の充実を含め安全対策を徹底した上で早期再稼働、新増設およびリプレースを進めること」と訴えた。
決議では、温室効果ガス排出量を30年度に13年度比で46%削減するとの政府目標に向け、「電力の脱炭素化と、電力の低廉かつ安定的な供給を両立する」と明記。「エネルギー政策における原子力発電の位置付けを改めて明確にすること」を政府に求めた。
東京電力福島第1原発の放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出については、「風評対策を徹底した上で、処理水の安全かつ着実な処分を行う」と盛り込み、政府方針を後押しした。