2021年5月29日土曜日

原発が温暖化の犯人!(本澤二郎氏)

 小出裕章氏はしばしば「原発は海水温め器であると恩師から習った」と述べています。
 ブログ:<本澤二郎の「日本の風景」(4097が、「原発が温暖化の犯人」とする記事を出しました。
 原発に限らず火力発電でも発電する原理は同じで、全て水(純水)をボイラーで沸騰させ過熱蒸気に変えてタービンを回して発電します。タービンを出た蒸気は復水器と呼ばれる熱交換器で冷やされて水に戻され、ポンプで再び高温高圧のボイラーに圧入され循環使用されます。
 日本では原発も火力発電所もすべて海岸に設置されているのは、高圧下で発生させた超高温(150℃など)の過熱蒸気を冷やすために膨大な海水が必要なためです。
 同じ電力を発電する際に冷却水の水温上昇の形で海に捨てられる熱量は、発電の(総合)熱効率に反比例するので、たとえば発電効率が50%と25%の二つの発電所では、25%の発電所は50%の発電所の2倍量海水を温めることになります。同じ電気量を発電するために、効率が劣る発電所はその分余計に過熱蒸気を発生させる必要があるということです。
 ところで原発の熱効率は約30%のままで(さまざまな制約があるため)スタート以後一向に改善されていません。それに対して火力発電は2000年以降は大体47%(東電の平均)と高く、LNGコンバインドサイクルを適用すれば60%以上が達成できます。
 要するに原発は火力の16倍(平均値)~2倍も海水を暖めていることになります。
 欧州等では海岸線がないため河川水で蒸気を冷却する原発もありますが、河川水(いずれは海水)や河川床等をその分余計に温めている点は同じです。
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原発が温暖化の犯人!<本澤二郎の「日本の風景」(4097
          http://jlj0011.livedoor.blog/archives/29250594.html 
                         本澤二郎 2021年05月27日
 日本人にとって反原発は当たり前。広島と長崎のことを直接・間接に体験したからである。反核は日本人の常識でもある。神道政治連盟の議員には、人間らしい人間がいないことになろうか。平気で嘘をつく信用できない人種か。
 だが、物理学者の中には正義の人もいる、いたのである。原発から子供たち・妊婦を守ろうとして立ち上がったジャーナリスト・竹野内真理blogに、その勇気ある科学者が記録されていた。彼は水戸巌、1個の原子炉に広島原爆1発分の死の灰が内蔵されていると断定。地球に存在してはならない、地球のすべてを破壊する魔物だと断罪して「核の平和利用」という、おぞましいイカサマの宣伝文句と戦ったヒーローであったのだ。
 「原発は地球規模で大気や水を汚染し続けていく」「数十世紀にわたって人類を脅かし続ける。我々の子孫の問題だ」などと核・原発の恐怖の真実を指摘・喝破していた。広島・長崎を熟知した物理学者なのだ。
 未亡人が、311後のインタビューで、夫の反原発の貴重な文献を紹介していた。ファイルしてくれた竹野内にまたまた感謝したい。目から鱗が落ちる!

 小嵐 水戸巖さんの反原発論の核心は何でしょうか。
 水戸 先ほどの続きですが、少し長いけど引用させて下さい。「七五年一一月現在一一基中九基が『故障のため停止中』。その故障たるや重大事故につながるものばかり。事故を含めて原発の危険性は、単に地元住民だけの問題であろうか、いやこのような言い方はすでに間違っている。……地元住民とは誰なのか。……例え事故がないとしても、原発の運転が行われる限り排出されていく再処理工場からの大量の放射性クリプトンやトリチウムは地球規模で大気や水を汚染し続けていく再処理工場の高レベル放射性廃棄物は、数十世紀にわたって人類を脅かし続けることになるだろう。これらの問題は地球上に現在住むすべての……だけでなく数十世紀にわたる我々の子孫の問題でもあるのだ。しかし、『そのような問題は一部の専門家に任せておけばよいのではないか。大体原子核だの、面倒くさいし、主体的に判断できるとも思えない』という人がいるかもしれない。このような考えは間違っている。原発の危険性を理解するのに必要なものは知識ではない。必要なのは論理である。論理を持たない余計な知識は正しい理解を妨げることさえある。一例をあげよう。原子炉の中には広島原爆一千発分の死の灰が内蔵されている。その潜在的危険性を第一に据えるというのは論理の問題である。これを曖昧にしたまま、原子炉には、この死の灰を外に出さないための三重四重の防護壁があり安全装置があり、それは×××と△△△と並べたところで、広島原爆一千発分の潜在的危険性が消えてなくなるわけではない。取り返しのつかない巨大な潜在的危険性に対しては明確な論理を持たなければならない。それは判断の基準を最悪の事故が起きた時の結果に置くということなのである。交通事故と一緒にしてはいけない。この論理を抜きにした余計な知識は健全な判断を曇らせるだけである」(前掲論文)と

<地球温暖化・気候変動の真犯人は世界の原子力発電所の温排水!>
原発停止で温排水も止まって 周辺の海洋環境が劇的に改善 ...
        https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-15842 
2014/03/06 — 暖められた海水は『温排水』として再び海に戻されます。 原発からは最大で7度まで、周囲より高い温度の水を出すことが認められ

原発温排水が海を壊す 時事オピニオン | 情報・知識 ...
 https://imidas.jp › オピニオン › 科学 
原子力発電所の稼働に不可欠な冷却水は、その膨大な熱とともに放射能や化学物質をともなって海に排出される。この温廃水(温排水 hot waste water)の存在、あるいは環境への影響が論じられることは少ない。地球温暖化への貢献を旗印 ...
         https://takenouchimari.blogspot.com/2021/05/blog-post_26.html 

原発の熱効率はたったの30%で、残りの70%は無駄になり海洋に排水されるのであり、原発周辺の海水温の上昇は深刻な影響を与えております。そして、更に深刻な事は、稼働の有無に関係なく放射性物質を環境に漏洩させておる事であります。
これ等の複合的な影響により、海洋生物の異変が起きており、元愛媛県警の巡査部長で県警の裏金問題を内部告発した「仙波敏郎氏」が、九州電力の川内原発付近の海域に置いて趣味のダイビング中に、海洋生物がウニしか居らずその傾向は原発に近づくほどより顕著であったと言う話をされておりました。

<二酸化炭素犯人説は原発を擁護するため、は本当だった!>
         http://fukushimaworkerslist.blogspot.com/2013/11/blog-post_14.html 

<地球温暖化による気候変動=原発+二酸化炭素>
<竹野内真理の「なるほど」のメッセージに脱帽!=無知は犯罪> 2008年ころは大気の温暖化ばかりが言われていて、熱容量が大気の1000倍もある海の温暖化が言われていませんでした。(当時でも海の温暖化の温度は原発がたくさんある日本では、大気と同じくらい上昇していたのですが)この取材をしていたころ、不審な男2人組が私のアパートを訪ねてきたのを覚えています。温暖化問題もなんだか変です。。。
(ここの記述がコピーのさい消えてしまった。一番最後に載っていた)
                  (後 略)

                             2021527日記
       (本澤二郎東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

無知は犯罪>
(いわく)ところで、温暖化問題は以前からなんだか怪しいものを感じていました。(温暖化陰謀説の本も結構出ています)
だいたい二酸化炭素ばかり注目していて原発を擁護し(でも核燃料製造から使用済み核燃料の冷却に膨大な二酸化炭素が必要なはず)、より温暖化に寄与するのは水蒸気のはずであること、海水を直接大量に温める原発はとんでもないものだと思っていました。原発からの温排水問題を始めに提唱し、チェルノブイリ級の事故は日本でも起きると主張した水戸巌氏は、チェルノブイリのあった年の年末に、なんと双子の大学生の息子らと共に、山で不審死を遂げています。(私も噂は前から知っていたのですが、詳細を『原発は滅びゆく恐竜である』という水戸さんの復刻本で最近知りました)。。