島根原発2号機の再稼働を巡って、5月26日始まった島根県議会で、再稼働に同意するとした原発特別委員会の報告が行われたのち採決が行われ、再稼働への同意が正式に決まりました。立地自治体の松江市をはじめ30キロ圏内の自治体はすでに同意を表明しているので6月2日に丸山知事が最終判断をします。
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原発2号機再稼働 島根県議会が正式承認 6月2日に丸山知事が最終判断へ
日本海テレビ 2022/5/26
島根原発2号機の再稼働を巡っては、去年9月原子力規制委員会の審査に合格。
その後、立地自治体の松江市をはじめ、30キロ圏内の自治体もすでに同意を表明していて、残っているのは島根県の判断のみとなっている。
そんな中、5月26日始まった島根県議会では、「安全確保に万全の体制で臨む」ことなどを求めたうえで、再稼働に同意するとした原発特別委員会の報告が行われた。
これに対しての討論では…
日本共産党 島根県議団 尾村利成議員:「県民の笑顔と幸せを奪い去るのが原発事故であります。事故の不安に怯えながら、島根で生活すること自体、島根創生とは言えないのではないでしょうか。」
自民党議員連盟 大屋俊弘議員:「国は再生可能エネルギーの主力電源化を進めつつも、安全を最優先した原子力発電を活用していくことが、必要不可欠としております。」
一方、島根県議会の前には市民団体のメンバーなどが集まり、再稼働に向けた動きに対して、反対運動を繰り広げた。
原発ゼロをめざす島根の会 山﨑泰子共同代表:「まだまだ問題が山積みなのに、予定通り決めるというのはおかしいと思いますし、住民の声は全然聞いてもらってないというふうに思います。」
そして島根県議会では、討論を経て採決が行われた。
議長:「賛成の議員は起立を・・・起立多数。」
賛成多数となり、島根県議会として再稼働への同意が正式に決まった。
島根県 丸山達也知事:「現時点ではまだ(最終判断を)固めていな。これから固めていきたい。」
丸山知事は、「きょう(5月26日)の県議会で判断材料はそろった」としていて、6月2日の県議会で再稼働の是非について表明する予定だ。