TBSは21日に放送した福島第1原発事故に関する番組「原発事故と甲状腺がん」で、福島県内で甲状腺がんが増えた原因として「県は過剰診断と主張」と伝えましたが、28日、「正確には、専門家委員会で過剰診断の可能性を指摘された」と修正しました。
この間の26日に「甲状腺がん訴訟」の原告側の意見陳述があったことで、県の専門家委が「甲状腺がんは放射線とは無関係」と主張したのは不適切なものとする見方が出てきたことを示しています。「過ちを改めるに憚ることなかれ」ですが。
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TBS「報道特集」、番組内容を一部訂正 原発事故報道
スポーツ報知 2022/5/28
TBSは28日放送の「報道特集」の番組内で、21日に放送した東京電力福島第1原発事故に関する番組内容の一部を訂正した。
「原発事故と甲状腺がん」とする特集で、放射線被ばくの影響で甲状腺がんになったと訴える原告団などを取り上げた。番組では、福島県内で甲状腺がんが増えた原因として「県は過剰診断と主張」と伝えたが、この日、「正確には、専門家委員会で過剰診断の可能性を指摘されたというもので、県は議論を継続しているとしています。訂正いたします」と修正した。
原発事故を巡っては被ばくにより、甲状腺がんになったとして2011年の事故当時、福島県内に住んでいた男女6人が東電ホールディングスに計6億1600万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴している。県の専門委員会などは被ばくとの因果関係について否定的な見解を示している。