福島第一原発の処理水海洋放出点の海底工事について福島民友が報じました。
海底掘削規模の詳細が分かるので詳報として紹介します。
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東電、放水口整備へ海底の掘削作業着手 処理水放出方針
福島民友 2022/5/6
東京電力は5日、福島第1原発の処理水海洋放出用の放水口を整備するために、海底の掘削作業を始めたと発表した。8月上旬の作業完了を目指している。
東電は、処理水を海水で基準値以下まで薄めた後、海底トンネルを通じて原発から沖合約1キロの地点で放出することを計画している。トンネルにつながる放水口を造るために箱状のコンクリート製構造物を海底に設置する予定で、水深約13メートルの海底に直径が最大約40メートル、深さ約10メートル以上のすり鉢状の穴を掘る。
作業は午前9時10分~午後1時ごろに行い、しゅんせつ船を使って掘削した。掘った海底の土は構内で保管するという。
東電は当初、4月25日にも作業を始める予定だったが、気象、海象の状況が悪かったため作業に着手できなかったとしている。