23日の「さよなら原発全国集会in宮城」(仙台市)には、冷たい雨の降るなか1000人がつどい、「女川原発再稼働するな」「地震の国に原発いらない」「福島事故を忘れない」などと訴え、一番町商店街をデモ行進しました。
同日、中国電力が山口県上関町に計画する上関原発と昨年浮上した使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設に反対する集会が山口市で関かれ、冷たい雨のなか県内外から約800人が参加し、「未来に誇れる自然豊かな上関と命を育む海を守ろう」とアピールしました。
中間貯蔵施設の建設中止を求める署名は27万筆も寄せられ、中国電に提出されました。
「さよなら原発全国集会」の続報です。
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原発反対 各地で行動 さよなら全国集会1000人
しんぶん赤旗 2024年3月24日
in宮城
「さよなら原発全国集会in宮城」が23日、仙台市で開かれました。冷たい雨の降るなか1000人がつどい、「女川原発再稼働するな」「地震の国に原発いらない」「福島事故を忘れない」などと訴え、一番町商店街をデモ行進しました。
集会では、女川原発再稼働差し止め訴訟の原告団が裁判の状況を報告しながら「原発事故で失われた人権を回復するために、憲法を守る政治に変えましょう」と主催者を代表してあいさつしました。
「さよなら原発1000万人アクション」の鎌田慧呼ぴかけ人は、「原発のない平和な社会が必ず来ます。そう信じて一歩一歩あるこう」と呼ぴかけました。
福島県のALPS(アルプス)処理汚染水海洋放出差し止め訴訟や、茨城県の東海第2原発差とめ訴訟、青森県のなくそう原発・核燃ネツトワーク、新潟県の原発反対・刈羽村を守る会、フライデーズ・フォー・フューチャー仙台が、それぞれの運動紹介と決意を表明し、「日本・世界のどこにも原発はいらないと声を上げ続ける」と訴える集会アピールを採択しました。
集会には、日本共産党の中嶋れん衆院宮城5区候補と県議団、仙台市議団が参加しました。
上関に施設いらぬ800人
山口県民連絡会 雨のなかで集会
中国電力が山口県上関(かみのせき)町に計画する上関原発と昨年浮上した使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設に反対する集会が23日、山口市で関かれました。冷たい雨のなか、県内外から約800人が参加し、「未来に誇れる自然豊かな上関と命を育む海を守ろう」とアピールしました。上関原発を建てさせない山□県民連絡会の主催。
中間貯蔵施設の建設中止を求める署名は27万筆も寄せられ、中国電に提出されたことが報告されました。共同代表の情水敏保・上関原発を建てさせない祝島島民の会代表は上関町長が町民の意見も聞かず、事前調査を受け入れたと批判し、「重大な問題を上関町だけで決めてよいわけがない。絶対に許せない。全国の仲間のみなさんと連帯し、全力で取り組む。ともに頑張ろう」と訴えました。
上関町の清水康博町議(無所属)は、町民の6割が中間貯蔵施設に反対との世論調査も示し、「この声をしっかり拾い上げ、届けていく。計画は絶対に止めなければならない」と力説。声援と拍手が湧きました。
上関の自然を守る会の高島美登里共同代表は「私たちは25年間、研究者と調査を続け、カンムリウミスズメ(国指定天然記念物の海鳥)など世界的に珍しい生き物が暮らす 『奇跡の海』だと解明してきた」と紹介。 「(原発交付金の)他力本願でなく、足元にある宝物に目を向け、自立したまちづくりこそが未来を切り開く」と語りました。
原発とたたかう、福島県と福井県の両代表もあいさつしまもた。