2024年3月23日土曜日

原発再稼働を許さない!〜「さようなら原発全国集会」に6千人

 東京・代々木公園で20日13時開かれ「さようなら原発全国集会」には、時折雨が降る中 6000人が集まり、呼びかけ人の落合恵子さん、澤地久枝さん、鎌田慧さんらがあいさつしました。

 集会後15時からデモ行進にうつり、3000人ずつの2つの部隊に分かれ、渋谷コースと神宮外苑コースをデモ行進しました
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フクシマを忘れない!原発再稼働を許さない!〜「さようなら原発全国集会」に6千人
                         レイバーネット日本 24-3-20





写真提供=ムキンポさん




クシマを忘れない!原発再稼働を許さない!汚染水を流すな!のスローガンを掲げ、3月20日13時「さようなら原発全国集会」が東京・代々木公園で開かれた。時折り雨が降るも整然と集会は進んだ。(宮川敏一)

◆3月16、17日実施の毎日新聞世論調査で原発再稼働への賛否を聞いたところ、「反対」が45%で「賛成」の36%を上回った。2022年5月と23年3月に同じ質問をした時には賛成の方が多かったが今回、賛否が逆転した。1月の能登半島地震で原発のリスクが再認識された可能性があると報じた。
◆もはや人類を破滅に追い込む原発は地球上からいらない!「トイレの無いマンション」の例えどおり、「核のゴミの処分方法を定めないまま今日に至るも最終処分方法が定まっていない」。事故汚染水を海洋放出、能登半島地震の志賀原発現状を見れば原発の優位性などどこにもない
◆集会は13:30よりトークライブが始まり、呼びかけ人の鎌田慧さん、落合恵子さんが開会挨拶をした。

【呼びかけ人】
落合恵子さん
能登半島地震で危うかった。志賀原発が稼働していたら大事故にあうところでした。13年前から私たちは年をとりましたが賢くなりました。自民党裏金が偽証罪に問われない冗談じゃないですね! 核を無くす運動を盛り上げましょう!
澤地久枝さん
雨の中、多く人が集まり感動しています。岸田内閣の支持率落ちても憲法を変える発言を繰り返す。酷いです。皆さんが一つになって原発をなくす。私も93歳ですが皆さんと努力を続け頑張ります。

参加者は6000人と発表された。

15時からデモ行進は2コースに別れ、それぞれ3000人が渋谷、神宮外苑コースをデモ行進をした


発推進の政権倒そう 東京代々木公園で全国集会
                       しんぶん赤旗 2024年3月21日
 「さようなら原発全国集会」が20日、東京都渋谷区の代々木公園で行われました。6000人(主催者発表)が参加し、デモ行進で「フクシマを忘れない!」「原発再稼働を許さない!」「汚染水を流すな!」の声をあげました。主催は「さようなら原発」一千万署名市民の会です。
 主催者あいさつで「市民の会」呼びかけ人の落合恵子さん(作家)は「地震大国の日本に原発はいらない」とのべ、原発を推進する自民党政権を倒そうと呼びかけました。同‐呼びかけ人の揮地久枝さん(作家)は、地球上の原発をやめ、憲法の原点に返って軍備を持だない日本にしたいと語りました
 登壇した「志賀原発を廃炉に!訴訟」原告団の北野進さんは、もし珠洲原発が造られていたら今回の地震で大事故になっていたと指摘しました。
 東海第2原発について茨城県東海村議の阿部功志さん、女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクションの多々良哲さんらが取り組みを報告しました。
 鎌田慧さん(ルポライター)が閉会あいさつし、元ザ・ニュースペーパーの松元ヒロさ紅炉トークライプ。
 川崎市の生駒敦史さん(57)は「脱炭素と言いながら原発を推進する政府はおかしい。みんなで声を上げ反対署名などを広げたい」と話しました。
 松江市から参加した会社員の男性(45)は「島根でも地震で原発事故が起きたら避難しきれない。原発は絶対に動かしてはいけない」と訴えました。


大江健三郎さんの遺志を継ごう―
「さよなら原発」3年ぶり全国集会で約4700人が誓い新たに
                         東京新聞 2023年3月21日
 大江さんの思い継ぐ—。3日に亡くなったノーベル賞作家の大江健三郎さんらが呼びかけ人となった「さようなら原発」運動の全国集会が21日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。東京電力福島第一原発事故から12年。岸田政権が原発回帰を鮮明にする中、参加者らは脱原発への誓いを新たにした。(松島京太)

 集会は「『さようなら原発』1000万署名市民の会」が主催。主催者発表で約4700人が参加した。同会は原発事故以降、年に2回ほど全国規模の集会を開いてきたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年春以降は「首都圏集会」として規模を縮小。「全国集会」は約3年ぶりとなった。
 集会では作家の落合恵子さんらが登壇し、大江さんとの思い出を披露した。
「私たちにとって大江さんは大き過ぎる存在で、いつも仰ぎ見ていた。大江さんの思いをしっかり継いでいきたい」と落合さん。大江さんが、集会で緊張していた落合さんに「最近読んでいる本はなんですか」と話題を振ったり、タレントの所ジョージさんからもらった帽子を自慢したりして場を和ませてくれたエピソードを紹介し、親しみやすい一面もあったと振り返った。
 ルポライターの鎌田慧さんも「大江さん、本当にありがとう」と感謝するとともに、「原発に回帰などできるはずがない。クリーンエネルギーというのはうそっぱちだ」と岸田政権を批判した。

 岸田政権は今国会で、原発の新規建設や60年を超える運転を認めることを盛り込んだ「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」の成立を目指している。福島県の市民団体「これ以上海を汚すな!市民会議」の佐藤和良共同代表は「原発回帰は福島の事故をなかったことにすることで許されない」と訴えた。

 集会後、参加者らは「老朽原発の再稼働やめろ」「フクシマを忘れない」などと書かれたプラカードを手に、渋谷などの市街地をデモ行進した。

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