2020年12月9日水曜日

「原発再稼働 議論見極め判断」 桜井柏崎市長所信表明

 新潟県柏崎市議会12月定例会議が7日、開会し、11月に再選された桜井雅浩市長が所信表明を行い、柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向けた地元同意について「県が進める『三つの検証』と、市議会での議論を見極めて最終判断する」と述べました。
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「原発再稼働 議論見極め判断」 桜井柏崎市長、所信表明
                            新潟日報 2020/12/08
 新潟県柏崎市議会12月定例会議が7日、開会し、11月の市長選で再選した桜井雅浩市長が所信表明を行った。原子力規制委員会による全審査が終わった東京電力柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向けた地元同意について「県が進める『三つの検証』と、市議会での議論を見極めて最終判断する」と述べた
 条件付きで再稼働を容認する桜井市長は選挙戦で「原発を徐々に、確実に減らす」と主張していた。
 所信表明では、選挙結果について「再稼働には反対だという方を含め、非常に多くの支持を頂き、信任されたことは事実」と強調した。
 原発の重大事故に備え、実効性のある避難計画を改めて訴えた。具体的には柏崎港の活用や海上自衛隊などとの連携強化を挙げ、避難用道路の改良や除雪体制の充実を国に求めるとした。

 新型コロナウイルス感染症については、PCR検査体制の充実と経済対策の強化を進めるとした。