福島産魚類の汚染検査を視察 台湾の原子力学会長ら
共同通信 2019/9/3
台湾原子力学会長の李敏・清華大特別招聘教授(64)らは3日、福島県いわき市を訪れ、同県沖で取れた魚の放射性物質による汚染の有無を調べる検査を視察した。台湾は2011年の東京電力福島第1原発事故後、福島など5県の日本産食品の輸入規制を続けており、李会長は「検査のデータを見る限り、魚の放射性物質は検出限界値未満で、輸入規制は正しくない」と述べた。
李会長と日本の大学で学ぶ台湾出身の学生らは、いわき市の水族館アクアマリンふくしまで、スタッフが8月30日に第1原発沖約10キロで取った魚の検査を見学。体長82センチのヒラメは、放射性セシウムは検出限界値未満だった。