北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日、日本政府が福島原発の放射能汚染水100万トン以上の海への放流を計画していることに関して、「人類共同の富である青い海を核の廃棄物で汚すことを絶対に許さない」とし、「他国と他民族の生存まで脅かして核の廃棄物をやたらに捨てると公然と言いふらす国は唯一、野蛮国である日本しかない」と述べました。
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「放射能汚染水の放流、許さない」北朝鮮が反発
デイリーNKジャパン 2019年9月5日
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日、日本政府が福島第1原発で発生した放射能汚染水100万トン以上の海への放流を計画しているとする国際環境団体のグリーンピース・インターナショナルの主張を受けて、「人類共同の富である青い海を核の廃棄物で汚すことを絶対に許さない」とする論評を配信した。
論評は、「地球上には原発を運営する国が少なくないが、他国と他民族の生存まで脅かして核の廃棄物をやたらに捨てると公然と言いふらす国は唯一、野蛮国である日本しかない」などとしている。
東京電力によれば、福島第1原発の敷地内に設置された処理水保管タンクは2022年夏ごろ限界を迎える。東京電力は、処理水は安全上問題ないとして、海への放出を検討しているが、福島地域の漁業関係者や韓国など周辺国が反発している。