関西電力は26日、火山噴火時に福井県の美浜、大飯、高浜3原発に降り積もる火山灰の厚さを見直した結果の審査を原子力規制委に再申請しました。
これまでは3原発から約200キロ離れた大山(鳥取県)の大規模噴火時に、各原発に降る火山灰の厚さを10センチとして審査に合格していました。
海外では降灰量がわずか2、3センチでも大変なトラブルを起こしているので、10センチベースの計画で合格していたというのも解せないことです。
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関電、3原発の再審査申請 降灰想定を見直し
共同通信 2019/9/26
関西電力は26日、火山噴火時に福井県の美浜、大飯、高浜3原発に降り積もる火山灰の厚さを見直し、既に合格した再稼働審査の一部やり直しを原子力規制委員会に申請した。噴出規模に関する新たな論文発表があったなどとして、規制委が今年6月、年内に申請するよう命じていた。
想定を超す火山灰が降ると、非常用発電機の吸気フィルターの目詰まりなどが懸念される。
関電は3原発から約200キロ離れた大山(鳥取県)の大規模噴火を想定し、各原発に降る火山灰の厚さを10センチとして審査に合格。再審査では美浜15センチ、大飯22センチ、高浜25センチとして、設備に影響がないか検討する。