2019年9月7日土曜日

四電伊方原発3号機 高圧注入ポンプ軸受け部付近から油が煙状に噴出

 5日、運転中の四国電力伊方原発3号機高圧注入ポンプモーターの軸受け部付近から、白煙状のものが数十秒間発生したためポンプを即時停止しましポンプ軸受け部の潤滑油が霧状に噴出したもので発煙ではありませんでした。
 同ポンプは1カ月に1回程度定期運転するもので2台あるうちの1台です。規定上10日以内にポンプを復旧できなければ、3号機の運転を停止しなければならないとされています
 報告を受けた愛媛県は「特に重要と認められる事態」に当たるとして、即時公表のA区分異常と判断しまし
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原発、緊急冷却水ポンプで油噴出 四電・伊方3号機、作動テスト中
共同通信 2019/9/6
 四国電力は5日、運転中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉補助建屋地下2階の放射線管理区域で、緊急時に冷却水を原子炉に供給するポンプの作動テスト中、煙が出るトラブルがあったと発表した。四国電力は6日、ポンプ内の潤滑油が霧状に噴出したのが原因で、発煙ではなかったと明らかにした。
 
 四国電力によると、5日午後、作動テストを開始後、ポンプのモーターの軸を支える部分の付近から煙のようなものが出ているのを運転員が確認した。その後の調査で、軸を支える部分の圧抜き部に油分が付着していたことから、周辺の潤滑油が、ポンプの作動に伴い霧状になり噴出したと判断した。
 
 
事故時の冷却ポンプ停止 「白煙」発生A区分異常 伊方3号機
愛媛新聞 2019年9月6日
 5日午後3時10分ごろ、運転中の四国電力伊方原発3号機(伊方町)の放射線管理区域内にある高圧注入ポンプモーターの軸受け部付近から、白煙状のものが数十秒間、発生したのを四電の運転員が確認した。ポンプを即時停止したところ発生は止まったが、四電は動作不能と判断した。環境への放射能の影響はないとしている。
 
 四電と県によると、ポンプは原子炉補助建屋地下にあり、事故時に原子炉容器に冷却水を高圧で送り込む装置。運転に必要な2台のうち1台が動作不能になったことから、四電が定める保安規定上の「運転上の制限」を逸脱したとして、原子力規制委員会に報告した。10日以内にポンプを復旧できなければ、3号機の運転を停止しなければならない。
 
 四電によると同日午後2時57分から、1カ月に1回程度必要な定期運転のためポンプを起動。白煙状のものが発生し中央制御室が停止した。火災の可能性があるとして同3時28分に八幡浜地区施設事務組合消防本部に通報したが、本部は燃えた痕跡や異臭はなかったため、火災ではないと判断したという。
 県や伊方町には同3時40分に通報。県は「特に重要と認められる事態」に当たるとして、即時公表のA区分異常と判断した。
(以下は有料記事のため非公開)