小泉進次郎環境相が12日、福島県庁を訪れ内堀雅雄知事と懇談し、福島原発事故で出た除染廃棄物を30年以内に県外で最終処分する方針について「約束を守れるよう全力を尽くす」と強調しました。
今の段階では何でも言えるわけですが、問題は本当にそれが実行できるか、です。
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小泉環境相が福島知事と懇談 除染廃県外処分「全力を尽くす」
河北新報 2019年09月13日
第4次安倍再改造内閣で初入閣した小泉進次郎環境相が12日、就任後初めて福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事と懇談した。東京電力福島第1原発事故で出た除染廃棄物を30年以内に県外で最終処分する方針について「約束を守れるよう全力を尽くす」と強調した。
懇談は冒頭のみ公開された。環境省が除染廃棄物の搬入を進める大熊、双葉両町の中間貯蔵施設に関し、内堀氏は「施設の受け入れは苦渋の決断だった。法律に定めた30年以内の県外処分は県民との約束であり、これを守ることで本物の信頼が生まれる」と語った。
小泉氏は当面の課題として「(除染廃棄物の)安全な輸送が行われるよう責任を持って取り組む」とも述べた。懇談終了後の取材で最終処分量の減容に向けた除染土の再利用を巡り「地元の理解がなければ実現しない。あらゆる声に耳を傾ける」と語った。
小泉氏は、県庁訪問に先立ちいわき市小名浜で漁業関係者と面会し、福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の処分方法に関して原田義昭前環境相が「海に放出しかない」と発言したことを謝罪したと明らかにした。