原子力規制委は20日、中国電力島根原発の防波堤の両端につながる山の健全性を調査しました。
これまでは防潮堤、防波堤に関する記事では、両端部の構造に触れていないのが殆どでしたが、これはそれが推定できる初めての例です。
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島根原発、津波防ぐ山を現地調査 原子力規制委
共同通信 2019/9/20
原子力規制委員会は20日、中国電力島根原発(松江市)を現地調査した。調査は、同原発2号機の再稼働審査の一環。日本海に面し、残る三方を山に囲まれている同原発の海側は防波壁(総延長1.5キロ、海からの高さ15メートル)を建設済みで、防波壁の東端と西端にある山は津波から原発の重要施設を守る障壁として期待されており、調査ではこれらの山の健全性を確認した。
中国電はこれまでの審査で、山は想定される地震動に対して十分な安定性があると説明していた。この日は、防波壁西端の山の地層があらわになった場所で、規制委の委員が地層をハンマーでたたくなどして詳しく調べた。