2019年9月24日火曜日

24- 原発燃料、保管2460トン 将来的な扱い見通せず

 原発で使った後にそれを再利用するためプールに保管中の核燃料が全国の原発に約2460トンあることが分かりました。それとは別に原子炉に再利用できない使用済み燃料は約1万8200トンあります。
 原発を大々的に運転すれば膨大な使用済み燃料が生成されるのは最初から分かっていたことであり、定検ごとに再利用可能な核燃料が相当量出るのもそうです。
 
 それを有効利用するために再稼働を進めるというのは本末転倒です。
 採算が取れないことが明らかになっている「核燃料の再処理」に走るのも理屈に合いません。
 そもそもプルサーマル運転が原子炉を不安定化させる惧れも見逃せません。
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原発燃料、保管2460トン 将来的な扱い見通せず
共同通信 2019/9/23
 原発でいったん使った後、再び利用するため保管中の核燃料が、全国の原発に約2460トンあることが電力各社への取材で23日、分かった。まだ使える状態だが、原発が廃炉となり転用もできなければ使用済み燃料に切り替わる。全国の使用済み燃料は既に約1万8200トンある。将来的な扱いの見通せない燃料が、さらに大量に存在することが浮き彫りとなった。
 
 電力会社は、13カ月ごとに原発の運転を止めて定期検査をしており、燃料の一部を交換する。取り出した燃料のうち、まだ熱を十分に発生させられるものは、次回以降の検査の際に再び原子炉に入れるが、それまでプールで保管する。