郡山市の安積高は26日、福島第一原発で増え続けるトリチウムを含む処理水に関する学習会を開きました。
経産省資源エネルギー庁の担当官の説明に対して、生徒からは「処理水処分に伴う風評を防ぐための情報発信に力を入れるべき」などの意見が出されました。
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原発処理水の現状など探る 福島県郡山市の安積高校で国際放射線防護ワークショップ
福島民報 2021/07/26
福島県郡山市の安積高は26日、東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含むんだ処理水に関する学習会を同校で開いた。
福島県復興の現状を学び発信する「国際放射線防護ワークショップ」の一環。経済産業省資源エネルギー庁の木野正登廃炉・汚染水・処理水対策官が講師となった。第一原発の廃炉作業の進捗(しんちょく)状況、処理水発生の要因、トリチウムの性質などを解説した。処理水を海洋放出する政府方針なども説明した。
生徒からは「処理水処分に伴う風評を防ぐための情報発信に力を入れるべき」「処理水海洋放出方針決定までに長時間を要している。溶融核燃料(デブリ)の最終処分にはさらに時間がかかると思うので、今から検討すべき」などの意見が出された。