2021年7月25日日曜日

震災と原発事故 語り部のノウハウを若い世代に

 NPO法人富岡町311を語る会の「若者の語り人育成講座」は22~243日間、富岡町のふたばいんふぉで開かれ、郡山市の日大工学部の大学生が参加しまし
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の体験や語り部のノウハウを若い世代につなごうとするもので今回初めて開かれました
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震災と原発事故 語り部のノウハウ若い世代に 福島・富岡のNPOが育成講座
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 NPO法人富岡町3・11を語る会の「若者の語り人育成講座」は22、23、24の3日間、福島県富岡町のふたばいんふぉで開かれ、大学生が語り部としての心構えや原稿作成の方法を学んだ。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の体験や語り部のノウハウを若い世代につなごうと初めて開いた。郡山市の日大工学部の大学生が参加した。
 福島大うつくしまふくしま未来支援センターの天野和彦特任教授らが講師を担当。ワークショップや町内ツアーを行い、参加者が避難所生活の状況や復興の現状を学んだ。
 最終日の24日は参加した3人が、同法人の青木淑子代表から語り部としての心構えや原稿作成の方法を学んだ。震災や原発事故について自分の言葉で伝える実習も行った。
 日大工学部4年の増田隼(はやと)さん(22)は卒業研究でたびたび訪れている富岡町の被災状況や復興の歩みについてより深く学びたいと参加した。2019(令和元)年10月の台風19号では自身も床上浸水の被害を受けており、「災害を自分事としてとらえることの大切さを多くの人に伝えていきたい」と語った。
 12月にも講座を開く予定。対象を中学生から大学生までに拡大する。問い合わせは同法人へ。