2021年7月1日木曜日

廃炉廃棄物の処分基準案を了承 規制委

 原子力規制委は30原発の廃炉で出る低レベル放射性廃棄物のうち、制御棒などの炉心周辺設備を含む「L1」区分(福島原発を除く国内の全原発の解体で計8千トンが発生見込み)のものを地下70メートルより深い場所に埋設するなどとした、最終処分に関する規制基準案を了承しまし

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廃炉廃棄物の処分基準案を了承 規制委、核ごみでも検討へ
                             共同通信 2021/6/30
 原子力規制委員会は30日の定例会合で、原発の廃炉で出る低レベル放射性廃棄物のうち、放射性物質の濃度が最も高いクラスの最終処分に関する規制基準案を了承した。地下70メートルより深い場所に埋設するなどとしている。今後、一般からの意見公募を経て正式決定する。
 廃炉で出る低レベル廃棄物は、濃度が高い順に「L1」「L2」「L3」と区分され、今回の対象は制御棒などの炉心周辺設備を含む「L1」。東京電力福島第1原発を除く国内の全原発の解体で、計8千トンが発生すると見込まれている。
 これまで「L1」に関する基準はなく、事業者による処分場選定は行われていない。