2021年7月4日日曜日

伊方原発で当直中、元社員が無断でガソリンスタンドへ

伊方原発で当直中、元社員が無断でガソリンスタンドへ…内部通報で発覚

                          読売新聞 2021年7月4日
 四国電力は2日、伊方原子力発電所(愛媛県伊方町)で、50歳代の男性の元社員が、当直勤務中に無断で外出したため、同社が保安規定で定める緊急時対応要員数(原発内22人以上)を一時的に満たしていない時間があったと発表した。
 四電によると、元社員の無断外出は、2017年3月〜19年2月の5回で、いずれも午前中で最大2時間。近くのガソリンスタンドで給油するため抜け出していたという。今年6月に匿名の内部通報で無断外出が発覚し、四電が2日、「保安規定不適合」として県に報告した。
 元社員は、社有車用のガソリン(約38万円相当)を横領したとして、昨年5月に懲戒休職(6か月)の処分を受け、今年1月に依願退職した。