中国電力は、原発内部に設置したセンサーが複数の異常を検知した際、AIがその組み合わせから過去の類似するトラブルや対応策を示す監視システムを開発しました。
現在約100人の運転員のうち約40人は運転経験がない若手なので、AI監視システムに若手を支援する役割が期待されています。
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島根原発、AIで異常検知へ 中国電力、運転員支援
共同通信 2021/7/14
中国電力は再稼働を目指す島根原発2号機で、トラブルの予兆を人工知能(AI)が把握し警告する監視システムを開発した。原発内部に設置したセンサーが異常を検知。AIが複数の異常を組み合わせて分析し、過去の類似するトラブルや対応策を示す。緊急時に運転員を支援し大事故を防ぐ狙いだ。
2011年の東京電力福島第1原発事故後、全国の原発は再稼働した一部を除き長期間停止。運転経験のない若手社員が増え、トラブルを経験したベテランの減少が懸念されている。中国電では約100人の運転員のうち約40人は運転経験がない若手。AI監視システムは若手を支援する役割が期待されている。