2021年7月3日土曜日

03- 国の基本計画に原発の位置づけ明確化を要望 福井県知事

原発の位置づけ明確化を要望 国の基本計画改定で 福井県知事

                     NHK NEWS WEB 2021年7月2日
国の「エネルギー基本計画」の改定に向けた議論が進む中、県内に原子力発電所を抱える福井県の杉本達治知事は梶山経済産業大臣と面談し、計画の中で原発の位置づけを明確に示すよう求めました。
福井県の杉本知事は2日、経済産業省を訪れて梶山経済産業大臣と面談し、改定に向けた議論が進んでいるエネルギー基本計画についての要望書を手渡しました。
杉本知事は今の計画では原発の新設や増設・建て替えが盛り込まれていないことを踏まえ「原子力の位置づけと脱炭素社会の実現までの道筋を明確に示すことが必要だ」と述べました。
これに対して梶山大臣は「ご要望は受け止める。次の計画の中で将来の原子力の方向性をさらに明確にするべく取り組んでいるところだ」と述べました。
面談後、杉本知事は記者団に対して計画に盛り込む文言は国が考えることだとしたうえで「原発の安全性を高めるためには人材育成や技術開発を進めることが重要だ。建て替えや新増設をどうするか明らかにすることが、原子力政策の大きな将来像を示すうえで大事だと思う」と述べました。