放射線量が局所的に高い「ホットスポット」となった南相馬市で、国が年間線量が20ミリシーベルトを下回ったことを根拠に特定避難勧奨地点の指定を解除したのは不当だとして、住民808人が解除取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、「違法性はない」として住民側の訴えを退けました。
ホットスポットの生成経過等が解明されたのかについては記事からは不明です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
原発事故、国の避難指定解除適法 福島・南相馬住民の請求退ける
共同通信 2021年7月12日
東京電力福島第1原発事故で放射線量が局所的に高い「ホットスポット」となった福島県南相馬市で、国が特定避難勧奨地点の指定を解除したのは不当だとして、住民808人が解除取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁(鎌野真敬裁判長)は12日、「住民に対する権利侵害は認められず、違法性はない」として住民側の訴えを退けた。
政府は事故後、南相馬市の142地点を特定避難勧奨地点に指定した。避難は強制されないが、住民は医療費の一部免除や仮設住宅供与などの支援策を受け、東電から賠償も支払われた。政府は14年12月、年間線量が20ミリシーベルトを下回ったとして指定を解除した。