福島県産水素を活用して燃料電池車の最長航続距離に挑戦していたモータージャーナリスト国沢光宏さんらは29日、1度の水素充填で走る距離の世界記録を更新しました。
航続距離は1040・5キロで、今年5月にフランスで記録された世界最長とされる1003キロを大幅に上回りました。
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福島県産水素活用し最長航続距離世界記録を更新 いわき市出発の燃料電池車
福島民報 2021/06/30
福島県産水素を活用して燃料電池車(FCEV)の最長航続距離に挑戦していたモータージャーナリスト国沢光宏さん(63)と国沢さんの知人らは29日、1度の水素充填(じゅうてん)で走る距離の世界記録を更新した。1040・5キロを走行し、今年5月にフランスで記録された世界最長とされる1003キロを大幅に上回った。
日本で記録を更新しようと企画し、トヨタ自動車と根本通商(いわき市)の協力を受けて実施した。28日にいわき市のいわき鹿島水素ステーションをトヨタ自動車の「MIRAI(ミライ)」で出発し、交代で運転。千葉県の房総半島を経由し、東京都に入った。その後、首都高速道路を走って、距離を伸ばした。29日午後3時ごろに都内の豊洲水素ステーションでゴールした。
国沢さんは「水素の次世代エネルギーとしての魅力を伝えることができたと思う。とてもうれしい」と話した。