08- 福島 帰還困難区域に新たな居住区域新設へ

帰還困難区域に新たな居住区域「特定帰還居住区域」新設へ　政府が閣議決定
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テレビユー福島　2023/2/7
震災・原発事故からまもなく12年。政府は、福島第一原発事故による帰還困難区域のうち、先行的に除染している「区域」のほかに、新たな居住区域を設ける法案を閣議決定しました。
政府は、福島第一原発事故に伴う帰還困難区域のうち、駅や役場周辺など比較的人が集まるエリアを「特定復興再生拠点区域」に指定し、先行して除染を行っています。
この「特定復興再生拠点区域」以外の地域について、政府は新たに「特定帰還居住区域」を設けることを盛り込んだ福島復興再生特別措置法の改正案を7日に閣議決定しました。
改正案では帰還困難区域のある7市町村が住民の意向を確認し、帰還希望者の自宅や周辺道路など生活に必要な区域を盛り込んだ計画をつくり、国が認定します。
この改正案は国会に提出され、成立すればすべての希望者がふるさとに帰還できることになります。