関西電力子会社の関西電力送配電は9日、電力発電・小売業者の需給計画が実績と異なり調整が必要になったときに業者から徴収している「インバランス料金」について、基になるデータを誤って算定していたとして、経産省から原因や再発防止策などを3月17日までに報告するよう求められました。
註 日本では「不均衡」には通常和製英語の「アンバランス」を充てていますが、アンバランス(⇒unbalance)は「均衡を壊す」という動詞なので、名詞として用いるときにはインバランス(⇒ imbalance)が正しいということです。
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関西送配電、業者向け料金で誤算定 経産省が報告求める
産経新聞 2023/2/9
関西電力子会社の関西電力送配電は9日、電力発電・小売業者の需給計画が実績と異なり調整が必要になったときに業者から徴収している「インバランス料金」について、基になるデータを誤って算定していたとして、経済産業省から原因や再発防止策などを報告するよう求められた。経産省は3月17日までに報告するよう求めた。
インバランス料金は、電力需給の計画と実績で差が生じたときに送配電会社が余剰分を買い取り、不足分を供給する調整を実施した場合、業者側に請求する。
関西送配電によると、令和3年6月~4年3月分でデータに必要な電力量を計上せず、電力広域的運営推進機関に誤ったデータを提供。その結果、全国の送配電会社が請求するインバランス料金に影響が出た。
関西送配電は「誤算定の規模などは不明で、今後調査する。小売りの電気料金に直接の影響はない」としている。