福島第1原発から出る処理水の海洋放出を巡り、原子力規制委は22日、放出時の放射性物質の基準値などを盛り込んだ東電の計画に対する審査書案を了承しました。一般からの意見公募を経て正式に認可します。
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処理水放出計画の審査書案了承 福島第1原発で基準値など 規制委
時事通信 2023/2/22
東京電力福島第1原発から出る処理水の海洋放出を巡り、原子力規制委員会は22日、放出時の放射性物質の基準値などを盛り込んだ東電の計画に対する審査書案を了承した。
一般からの意見公募を経て正式に認可する。
福島第1原発では、溶け落ちた核燃料の冷却などで発生する汚染水を浄化装置に通し、62種類の放射性物質を取り除いている。ただ、水と化学的性質の似ているトリチウムは除去できず、敷地内のタンクで保管している。
計画では、海洋放出時に測定する放射性物質の種類(核種)について、半減期の短い物質を除外するなどし、セシウム137やプルトニウム239など29種類を選定。放出前に濃度が基準未満になっているか確認するとした。