2023年10月21日土曜日

川内原発 運転延長めぐる陳情に 薩摩川内市議会が継続審査決定

 川内原発が立地する薩摩川内市議会で初めて3件の運転延長を巡る陳情の審査が行われました。3件のうち2件は、反原発の市民団体が出したもので、20年運転延長となった場合に、使用済み核燃料をどのように保管するのかなど、九州電力に議会での説明を求めています。

 20日は「規制委の可否の判断を待って、審査を進めるべき」との意見も出され、いずれも「継続審査」とし、議論を続けることを賛成多数で決定しました。
 反原発の市民団体は、21日新たに、市議会が運転延長について反対するよう求める陳情も提出していて、今後、審査される見込みです。
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運転延長めぐる陳情に「規制委判断待って議論すべき」 薩摩川内市議会が継続審査決定 鹿児島
                        MBC南日本放送 2023/10/20
川内原発が立地する薩摩川内市議会では、初めて運転延長を巡る陳情の審査が行われました。市議からは「原子力規制委の判断を待って、審査を進めるべき」との意見も出ました。
薩摩川内市議会の川内原子力発電所対策調査特別委員会できょう20日審議されたのは、9月議会の会期中に出された陳情3件です。
うち2件は、反原発の市民団体が出したもので、20年運転延長となった場合に、使用済み核燃料をどのように保管するのかなど、九州電力に議会での説明を求めています。
残る1件は川内商工会議所などが加盟する団体が出した陳情で、原子力規制委が運転延長を認めた場合、市議会に一日も早く延長を認めるよう求めています。

市議会の特別委員会で川内原発の20年延長を巡る陳情が審議されたのは今回が初めてです。
(原発特別委 川添公貴市議)「(運転)延長について規制委員会がどう判断するかをもってして我々は議論をするべきだろうと思う。現段階での審査はなかなか難しい」
20日は「規制委の可否の判断を待って、審査を進めるべき」との意見も出され、陳情3件はいずれも「継続審査」とし、議論を続けることを賛成多数で決定しました。
反原発の市民団体は、21日新たに、市議会が運転延長について反対するよう求める陳情も提出していて、今後、審査される見込みです。