2023年3月16日木曜日

12年たって改めて問われる東京電力の姿勢

 柏崎刈羽原発では、テロ対策の不備が相次いで見つかったことから規制委員会が、核燃料の移動を禁止する事実上の“運転禁止”命令を出していて、「命令の解除はかなり難しい」との見方を示しています。

 3月11日、12年前の発災時刻に合わせて東電社員は黙とうを捧げました。
 小早川智明社長は社員に対して「信頼いただける人になるといった意識を持って、日々それぞれの業務に向き合ってほしい」と訓示しました。柏崎刈羽原発稲垣武之所長は、「実際に変わったという姿を原子力規制庁にも見せいといけない。時間ありきではない」と訓示しました。
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「“信頼される会社になれる”のかどうか」12年たって改めて問われる東京電力の『姿勢』
                         BSN新潟放送 2023/3/13
■3月11日午後2時46分―
福島第一原発で事故が起きた東日本大震災の発生から12年。
福島第一原子力発電所では、小早川智明社長が社員に向けて「地域に信頼されるよう行動と実績で示してほしい」と訓示しました。
【東京電力 小早川智明社長】「信頼いただける仕事を提供する、信頼いただける人になるといった意識を持って、日々それぞれの業務に向き合ってほしい
12年前に地震が起きた時刻に合わせ「柏崎刈羽原子力発電所」でも、東京電力の社員が黙とうを捧げました。

柏崎刈羽原子力発電所では、テロ対策の不備が相次いで見つかったことから『原子力規制委員会』が、核燃料の移動を禁止する事実上の“運転禁止”命令を出しています
規制委では「命令の解除はかなり難しい」との見方を示していて、東京電力の目指す“再稼働”への道筋は不透明となっています。
【柏崎刈羽原子力発電所 稲垣武之所長】「実績を一つひとつ積み上げて、実際に変わったという姿を原子力規制庁にもお見せしないといけない。時間ありきではない」
福島第一原子力発電所事故から12年…。
「信頼される会社」になれるのかどうか、東京電力の姿勢が改めて問われています。