2023年3月20日月曜日

20- 迫る処理水海洋放出 ① ~ ④ (テレビユー福島)

 福島第一原発のトリチウム汚染水海洋放出について、テレビユー福島が「迫る処理水海洋放出」と題した長文の記事を出しました(原文は① ~ ④に分割して掲載)ので紹介します。
 合計で7100字余りになるので原文通りに分割して掲示する方法もありますが、一つの記事に中で分割した方が読みやすいので後者の方法を採ります。

 記事中【迫る処理水海洋放出 ②】に関連して一言。
 同記事では「海外でも行われている『トリチウムの放出』」という項目で、「海外でも国内でもトリチウムの放出は行われてきた」ので間違ったことではないという主張が紹介されています。トリチウムは原発の通常の運転時において核分裂に伴ってごく微量発生しますが、それを除去する方法がないため、止むを得ず発電排水として放流しているのは確かです。 
 それに対して福島第一原発のケースでは一応分離されているので、海洋放出の他にも下表のようにいくつかの処分方法があることが、当初から提示されていました。

           トリチウム含有水 処分方法

処分方法

前処理

処分期間(月)

監視期間(月)

処分費用(億円)

地層注入

なし

69~102

456~912

177~180

希釈

85~156

処分期間中

501~3976

海洋放出

希釈

52~88

処分期間中

17~34

水蒸気放出

なし

75~115

処分期間中

227~349

水素放出

なし

68~101

処分期間中

600~1000

地下埋設

なし

62~98

456~912

1219~2533

 ところが規制委を含めて、最も安価な海洋放出で何も問題ないということで他の処分は碌に検討しなかったのでした。そもそも、放流する排水を排出先の海水を引き込んで薄めるというのは、水質汚濁防止法では許されていない異常な方法です(この方法を取れば如何なる濃厚排水でも排出基準をクリアできるから)。
 要するに発電時における希薄なトリチウムの連続的な放出と貯留済みトリチウム水の処分を同列に扱うのは無理があります。
 また別の項ではトリチウムは人体に害を与えないという主張が述べられていますが、それはトリチウムによる放射能(ベータ線)が低線量あるという意味であり、水と区別がつかないトリチウムが遺伝子の構成材料になった後にヘリウム化してDNAを分解させるというトリチウム特有の危険性に論及したものではありません。
 またヒラメアワビをトリチウム排水中で生育させて健康であることを確認するのというのも、魚類は数千ベクレル/kgが筋肉に蓄積されても正常に活動できるので、指標にするのは本来的に無理です。
  本日の記事はいまのところこの1編だけです。
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【迫る処理水海洋放出 ①】
「不信感は過去の積み重ね」漁業者と交わした“約束”の行方
                      テレビユー福島 2023年3月17日
原発事故後、福島第一原発では放射性物質トリチウムを含む処理水が溜まり続けていて、東京電力は、現在、海への放出に向けた工事を進めています。(全4回①②③④のうち
奥秋直人キャスター「私の左右、そして後ろには、巨大なタンクが沢山並んでいます。この中には、トリチウム以外の大部分の放射性物質を取り除いた処理水といわれるものが入っています」
福島第一原発に立ち並ぶ、高さおよそ10メートルの巨大なタンク群。
保管されているのは、放射性物質・トリチウムを含む「処理水」です。
奥秋キャスター「いま私の手にあるのが処理水です。ご覧のように、見た目は普通の水と全く変わりません」
原発事故後、原子炉建屋から発生する汚染水。
多核種除去設備=アルプスで大部分の放射性物質を除去していますが、トリチウムと呼ばれる放射性物質は取り除くことができません。
構内に、およそ1000基ある巨大タンクは、日々、処理水がたまり続け、その容量は限界に近づいています。
東京電力リスクコミュニケーター・高橋さん「(タンクは)秋ごろにいっぱいになると予想しております」
奥秋キャスター「タンクがいっぱいになった場合の対処法として増設するというお考えはあるんですか?」
東京電力・高橋さん「現在のところタンクを増設する計画はございません

処理水の処分をめぐり、2015年、政府と東京電力は県内の漁業者と“ある約束”を交わします。
それは、「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」というものです。
しかし  

海洋放出決定 漁業関係者の不信感
菅元総理「風評対策を徹底することを前提に海洋放出が現実的と判断し基本方針をとりまとめました」
政府は、おととし、処理水の処分方法として海への放出を決定。
そして今年1月、放出時期については、この春から夏ごろという方針が示されました。
計画では、処理水を国の基準値の40分の1となる1リットルあたり1500ベクレル未満に薄め、海底トンネルを通じて沖合1キロに流す予定です。
東京電力は、去年8月から海底トンネルの掘削作業に着手。
現在、800メートルの地点まで掘り進めていて、春ごろの開通を目指しています。
しかし、処理水の海洋放出に、福島県内の漁業者は強く反発しています。
相馬双葉漁協 今野智光組合長「風評被害は必ず出ると思って覚悟している。廃炉まで処理水を流しているから福島だけが取り残される」
相馬双葉漁協の今野智光組合長は、反対する理由の一つに東京電力への“不信感”があると話します。
今野組合長「汚染水を垂れ流していたのを隠していたあの時、我々はコウナゴの試験操業が始まったばかりだった。それがニュースになり中断した」

2013年、福島第一原発では、海側の地下水から高濃度の放射性物質が検出され、一日300トンの汚染水が海に漏れ出ていることが発覚
その後も、タンクの堰から雨水があふれるなどのトラブルが続きました。
今野組合長「過去の積み重ねだと思う。不信感は
さらに、首都圏の消費者からは・・・。
神奈川県民「あー太平洋の方に流すっていう。ニュースで少し見たくらい」「あ、見てるんや、俺は知らん」
東京都民 娘「アルプス処理水って知ってる?」 「原子力発電所の処理水・・を海に放出するんですか? なんのために?」
処理水について、十分な理解が得られているかは、不透明なままです。
奥秋キャスター「理解をしてもらうために東京電力が行っていることは?」
東京電力 福島第一廃炉推進カンパニー・小野明プレジデント「科学的根拠に基づいた正確な情報をきちんと発信しながら、地元の方のみならず国内外の方々にアルプス処理水についてよく知ってもらう。その安全性についてご理解を深めていただくことが非常に大事だと思っている」
この春から夏ごろにかけ、海への放出が示された処理水。
政府が示した時期は、もうすぐそこに迫っています。


【迫る処理水海洋放出②】
海外でも放出の「トリチウム」政府、東電が安全性訴えも漁業者との議論は平行線
                       テレビユー福島 2023年3月17日
今年の春から夏頃に海洋放出の方針が決まった福島第一原発の処理水。政府が漁業者と約束を交わした“関係者の理解”について検証します。 (全4回①②③④のうち

海外でも行われている「トリチウムの放出」
議論の焦点となるのが放射性物資「トリチウム」です。
2011年の福島第一原発の事故後、原子炉建屋では、原子炉を冷やすために注入した水や雨水などが溶け落ちた燃料に触れ、放射性物質で汚染された水「汚染水」が発生しています。
東京電力は、この汚染水を処理するため、アルプスと呼ばれる設備を使い汚染水を浄化していますが、トリチウムは取り除くことができず、これまで「処理水」として原発港内のタンクに保管してきました。
「トリチウム」は、自然界に存在する放射性物質で「水素の仲間」に位置づけられています。トリチウムはベータ線を放出しますが、人体への影響は小さいとされています。
そして、政府の計画では、このトリチウムを含む処理水を年間22兆ベクレル下回る量を海へ流す予定です。
問題となっているトリチウムの放出ですが、実は国内をはじめ海外でも行われています。経済産業省によりますと、世界各国の原子力発電所では、この「トリチウム」を液体廃棄物として海や川へ流しているほか、大気にも放出しています。
国内と隣国をみてみますと、2019年は国内の原発で175兆ベクレル、韓国では205兆ベクレル、そして中国では907兆ベクレルのトリチウムが放出されているということです。
政府と東京電力は、処理水の安全性を訴えていますが、漁業関係者は海洋放出計画に強く反対しています。

ヒラメ・アワビを処理水で飼育
奥秋直人キャスター「この中にはたくさんの機械がありますが、こちらはどんな施設ですか?」
東京電力 山中和夫さん「こちらが管理区域の中で、ヒラメ、アワビ、海洋生物を飼育している施設になります」
試験では、「ヒラメ」と「アワビ」それぞれ800匹ほどを海に放出する際と同じ濃度に薄めた処理水で飼育し、通常の海水で育てたものとトリチウムの濃度を比較します。
山中さん「こちらは普通の海水にアルプス処理水を混ぜてトリチウムの濃度を約1300ベクレルに調整している」
奥秋「現状はどうですか?海水とトリチウム水と比べて」
山中さん「全く違いはありません」
これまでのところ、ヒラメとアワビの体内でトリチウムの濃縮は確認されておらず、異常はないということです。
山中さん「実際にトリチウムを含んだ海水で飼育をすることで、魚、貝が通常海水と同じように元気に育っているという姿を目で見て分かっていただくというのが一番重要だと思っている」

専門家「影響は科学的には考えられない」
さらに、処理水の海洋放出について専門家は、人体への影響はないと話します。
茨城大学大学院理工学研究科・田内広教授「私達の体の中の水にも1Lあたり0.5から1ベクレル、トリチウムがある」
こう話すのは、茨城大学で放射性物質を研究する田内広教授です。
トリチウムは、自然界に存在する放射性物質で、水道水や雨水、食べ物にも含まれているといいます。
田内教授「食べ物はみんな水分を持っているから、基本的に食べるもの、飲むもの全部(トリチウムが)入っていると考えていただいた方がいい」
田内教授によりますと、仮にトリチウムを含んだ水を体内に取り入れた場合、10日ほどで半分程度が尿などで排泄され、体内に溜まり続けることはないということです。
田内教授「実際には放出されればもっと薄まりますから、影響は基本的に科学的には考えられないレベルになっている」

示されない、関係者の「理解の基準」
それでも、海洋放出に強い反対を示す福島県内の漁業者。
県漁連の野崎哲会長は、その背景に「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」とする政府の約束があると話します。
県漁連・野崎哲会長「決定のあり方については、我々にその関係者の合意なしには海洋放出をしないという約束を入れたうえでの決定については反対するという立ち位置です」
2月、いわき市で行われた西村経済産業大臣と地元漁業者との意見交換では、政府への不信感を口にする漁業者がいました。
県内の漁業関係者「処理水は漁業者の理解無くして放出はしないということになっているが、我々漁業者が理解を示していないにもかかわらず、春から夏にかけて放出という報道がなされるのはなぜか
西村経済産業大臣「以前から申し上げている通り、関係者の理解なしにはいかなる処分も行わないという方針で臨んでいる。これからもしっかり丁寧に説明していきたい」
この「関係者の理解」の基準について、西村大臣は・・・。
西村経済産業大臣「何か特定の指標や数値によって一律に判断すべきものではないと思う」
このように話し、明確な判断基準について回答を避けました。
漁業者との約束を反故にし、海洋放出を実行するのではという報道陣の質問に対しては・・・。
記者「仮に県漁連、漁業者からの理解を得られないままの海洋放出も十分あり得るという風に考えてよろしいでしょうか」
西村大臣「皆さんのご懸念を払拭して、理解が深まるように全力を挙げて取り組んでいきたいと。」
「理解が深まるように取り組む」とくり返すに留まりました。
東京電力は、関係者の理解の基準についてどう思っているのでしょうか?
奥秋キャスター「先日も西村大臣が「関係者の理解なしにはいかなる処分もしないという方針はそのままである」という話をしたが、東京電力としてもそういうことでいいのか」
東京電力 福島第一廃炉推進カンパニー・小野明プレジデント「理解ということは、各々の方々の受け止め方だと思う。そうなると、なかなか1つに定義することも難しいですし、何か1つ指標を作って判断するということも私は難しいと思っています」
東京電力も“理解の基準”について明言を避けました。
海洋放出が迫るなか、政府、東電と漁業者との議論は平行線を辿っています。


【迫る処理水海洋放出(3)】
処理水知っていますか?福島と全国で“認知度”に大きな差
                         テレビユー福島 2023/3/17
福島第一原発にたまり続ける、放射性物資「トリチウム」を含む「処理水」。政府は「今年の春から夏ごろ」に海に放出する方針を決めていますが、国民の理解はどこまで進んでいるのでしょうか。(全4回(1)(2)(3)(4)のうち(3)
経済産業省 太田房江副大臣「全国に対する、あるいは世界に対する情報発信等の取り組みを強化させていただきました」
処理水の理解を深めるため、政府は去年12月から処理水の安全性を発信するテレビCMや新聞広告を始めました。
その後、全国での処理水の認知度は、去年9月時点で46.5%だったものが、情報発信後は55.3%と8.8ポイント上昇しています。
松井綾乃キャスター「東京JR新橋駅前に来ています。福島で獲れる魚について、県外の人たちは、どのように感じているのでしょうか」
●20代会社員
Q.最近処理水という言葉を聞いたことがありますか?  「ある」
Q.処理水に何が含まれているか知っている?  「放射性物質とか」
Q.海洋放出されたらどう感じる?  「正直ちょっと嫌かもしれない。放出されたあとに福島の魚を見たら、手を伸ばすかなというのは悩むかもしれない。他に魚があるのであれば、敢えてそれを選ぶ必要はないのかなと思ったり」
●20代デザイナー
Q.処理水に何が含まれているか知っている?  「原子炉で出た汚染水。(海洋放出は)捨てるところがないなら、しょうがないと思うけど…ちゃんとやっているというのは理解するので、私は応援するかなという感じ」
●40代会社員
Q.処理水はご存知ですか? 「知っている」
Q.処理水は何が含まれているか分かる? 「トリチウムとか。(常磐ものを)僕は食べるけど、やっぱり毛嫌いしている人は多くて、私も一時期福島にいたので、分かっているが、やっぱり東京と福島は距離はそんなにないけど、ほんと対外的な感じ、関係ないという感じはある」
一方、そもそも処理水について「あまり知らない」という人も…
●30代エンジニア
Q.処理水は何が入っているものか知っている? 「処理水の中に…ちゃんとは分からない」
Q.放出されると聞いたらどう思う? 「やっぱりなんか悪いものが海に流されちゃうんじゃないかなみたいな、そういう印象は受ける」
●20代建設業
Q.処理水についてCMだったりHPだったりでPRしているが、見たことありますか? 「まだ見たことない」
■処理水認知度、福島と全国で大きな差
政府が実施した処理水についての意識調査の結果です。去年12月から全国の3600人を対象に調査を行いました。その結果、政府が処理水に関するテレビコマーシャルなどの広報を行う前は、処理水の海洋放出計画に賛成と答えた人の割合は、43.7%で反対は26.7%でした。
広報後は、賛成が2ポイントあまり上昇して46%となり、反対はおよそ3ポイント減少しています。一方、「わからない」と回答した割合に、大きな変化は見られませんでした。
次に、処理水の認知度についてみてみます。全国で処理水を「確かに知っている」または「なんとなく見聞きしたことが」と答えた割合は55%あまりと、半数近くが処理水を知らないという結果でした。
一方、県内の認知度は84%あまりと、全国と福島県内で大きな差があるのが現状です。


【迫る処理水海洋放出④】
「大丈夫と思った。でも、敬遠されるものは売れない」豊洲市場関係者の葛藤
                      テレビユー福島 2023年3月17日
福島第一原発にたまり続ける、放射性物資「トリチウム」を含む「処理水」の海洋放出により、福島県沖で水揚げされた海産物「常磐もの」への風評被害が懸念されています。
首都圏の市場関係者や小売店は常磐もの・処理水についてどのような印象を抱いているのでしょうか?東京・豊洲市場を取材しました。(全4回①②③④のうち④
日本の台所、東京・「豊洲市場」。全国各地の魚介類が集まっています。
目利きのプロは、常磐ものや処理水をどう思っているのでしょうか?

訪れたのは、豊洲を代表する仲卸業「山治(やまはる)」です。創業当初から常磐ものを扱っています。
Q. 常磐ものの評価はどう?
山治・山崎康弘代表「正直僕が昔入った当時(震災前)は、常磐ものは上物だった。やっぱり原発事故以来、常磐ものを好んで買う方が少なくなっているのは事実」
福島県内で行われた試験操業はおととし終了し、現在は、本格操業にむけた漁が進められています。
しかし、去年、沿岸漁業での漁獲量は5500トンあまりと、震災前の2割程度に留まっています。

「大丈夫だと思った。でも敬遠されているものは売れない」
こうした中、処理水が海洋放出されることについては…。
山治・山崎康弘代表「正直僕もすごい気にしていた。ただ、経済産業省さんとエネルギー庁さんが来て、きちんと説明を聞いた。そしたらやっぱり納得できる。説明を聞いて、処理水という言葉はこういうために使うんだと思ったし、処理水だったら大丈夫だと思った」
処理水の安全性について、理解を得られたという山崎さん。

それでも今後、常磐ものを積極的に扱うことには葛藤があるといいます。
山治・山崎康弘代表「僕らもやっぱり商売なので、お客さんが敬遠されているものは売れない。僕らが大丈夫だって、そのエビデンスも話できないし、(政府は)一生懸命もっと説明した方がいいなというのは感じた。だって知らない人ばっかりだから」
こちらの店では、5年前に買い付けを再開してから、常磐ものの評価が戻ってきたことを実感しています。
大辰・加山泰博さん「一回口にして食べてもらって、本当に常磐ものの魚っていいよって言ってくれるお客さんが多いので、だんだん使ってくれるようになった。(処理水を)放出することによって、またこれで元に戻っちゃうんじゃないかというのが懸念される」
懸念される風評被害。
産地と消費者をつなぐ市場関係者が望む対策は…。
大辰・加山泰博さん「買ってもらって気にしてもらわないと、やっぱり常磐ものっておいしいんだというのを皆さんが声を大にして言ってもらうことによって、風評被害もなくなるんじゃないかと思う」

「復興後押ししたい」福島の魚扱う鮮魚店も懸念
一方、東京都内にある鮮魚店では…。
サカナバッカ・木下太志さん「本日入っている福島の魚はこちらですね。ヒラメ、白メバル、ヒイカ。これは昨日と今日入荷したものです。鮮度抜群」
4年前から常磐ものを仕入れている、こちらの店舗。
慎重な議論を重ねた上で、販売に踏み切りました。

サカナバッカ・木下太志さん「社内のメンバーできちんと産地へ直接行って、そこでの検査体制を自分たちの目で見て、きちんと正しい知識を得た上で、データ上、安全かということで、取り扱いを始めた経緯がある」
「首都圏に販路を広げ、復興を後押ししたい」
その思いで販売を続けていますが、処理水については…。
Q. 万が一風評被害が起きてしまって、食べてもらえない買ってもらえないとなってしまったら…
サカナバッカ・木下太志さん「さすがに売れ行きが悪くなると、やはり扱う量は減らさざるを得ないかもしれない」
そうならないためにも、木下さんは、国に対してより一層の説明を求めています。
サカナバッカ・木下太志さん「自分たちで敢えて見に行かないと知ることができないことが多いと思うので、興味ある方、興味ない方、まんべんなく最低限正しい知識が届くようになればいい」