12年前の福島原発被災日前に電源開発（Ｊパワー）は９日、青森県大間町で建設中の大間原発を報道陣に公開しました。但しまだ新規制基準の審査が続いており、原子炉建屋など主要設備の工事はほとんど進んでいません。
同原発は出力が138万kwで国内最大級のほか、商業炉として世界で初めてプルトニウムとウランの混合酸化物燃料（MOX 発熱量がウラン単独より高い）を100％装填できるように設計されています。
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Ｊパワー大間原発を報道陣に公開 審査長期化で主要な工事も進まず
産経新聞 2023/3/9
平成２３年３月１１日の東日本大震災発生から１２年となるのを前に、電源開発（Ｊパワー）は９日、青森県大間町で建設中の大間原発を報道陣に公開した。大間原発は２６年１２月以降、原子力規制委員会による新規制基準の審査が続いており、原子炉建屋など主要設備の工事はほとんど進んでいない。
大間原発は２０年５月に着工。当初の予定では２６年１１月に営業運転開始だったが東日本大震災発生を受け、工事は一時中断。２４年１０月に再開したが、新規制基準の審査では、原発敷地内の地層の評価など自然災害対応の部分が長引いている。同社は令和６年後半の安全対策工事の開始を目指すとしているが、営業運転の開始時期は未定としている。
Ｊパワーの担当者は「地元からも早く建設してほしいといった要望や、（審査が長期化していることについて）厳しい声も頂いている」などと話した。
