2月25日に開かれた自民党の全国幹事長会議の席上、新潟県連の桜井幹事長が「柏崎刈羽原発の東京電力としての再稼働は受け入れられない」「再稼働には東北電力など東電以外の事業主体の関与が必要」との考えを党執行部に伝えていたことがわかりました。
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「東京電力としての柏崎刈羽原発の再稼働は受け入れがたい」自民党県連幹部 党本部に明言
UX新潟テレビ21 2023/3/2
2月末に開かれた自民党の地方組織の幹事長が集まる全国会議で、新潟県連の桜井幹事長が「柏崎刈羽原発の東京電力としての再稼働は受け入れられない」との考えを党執行部に伝えていたことがわかりました。
■自民党県連 桜井甚一幹事長
「色々なトラブルが常に起きている東電に対する県民の信頼度は低い。今の東電として柏崎刈羽原発を再稼働することは、県連としては受け入れがたいという話をした」
桜井幹事長は党大会前日の2月25日に開かれた全国幹事長会議の席上、党本部の茂木幹事長や萩生田政調会長ら党執行部らにこの考えを伝えました。政府はこの夏以降に柏崎刈羽原発を含む国内の原発7基の再稼働を目指していますが、東電はテロ対策設備の不備など相次ぐ不祥事を受けて信頼回復の途上です。
桜井幹事長はあわせて「再稼働には東北電力など東電以外の事業主体の関与が必要」との見方も示しました。
■自民党県連 桜井甚一幹事長
「新しい東電に生まれ変わるということを考えられるかという話。東電じゃないところがやるなら再稼働を認めることを考える。県連としては受け入れがたいと発言を締めくくった。県連を代表して話したと思って結構です」
また同じ日に行われた全国政務調査会長会議に参加した県連の皆川雄二政調会長も柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な考えを述べています。