15日開かれた原子力規制委で石渡委員は、「敷地内断層10本については、活動性が認められないとした評価は妥当であり、改めて有識者の意見を聞く必要はない」と述べ、委員5人全員が「活断層ではない」と了承しました。
これにより志賀原発は廃炉を免れ、今後は規制委による所定の審査を受けることになります。
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“廃炉”は免れる…北陸電力・志賀原発 敷地内通る断層は「活断層ではない」原子力規制委が了承
石川テレビ 2023/3/15
志賀原発は廃炉を免れました。原子力規制委員会が会合を開き、志賀原発の敷地内を通る断層について「活断層ではない」と了承しました。
志賀原発を巡っては3月3日、石渡委員をトップとする審査会合が敷地内の断層について「活断層ではない」という判断を示しました。
15日開かれた原子力規制委員会で山中伸介委員長は、改めて有識者を交えた会合を開くべきかどうかを議題としました。
石渡委員:
「敷地内断層の評価(対象)断層10本については、活動性が認められないとした評価は妥当であると考えていまして、改めて有識者の意見を聞く必要はないのではないかと考えます」
会議では委員5人全員が了承しこう結論づけられました。
山中伸介委員長:
「改めて有識者の意見を聞く必要はないということで、本件は了承したいと思います」
志賀原発は今後、建物の耐震性が十分かどうかなど再稼働に向けた次の審査に移ります。