2023年3月24日金曜日

24- 高浜原発4号機の制御棒落下 施工不良が第一原因 規制委

 高浜原発4号機で1月に発生した中性子量の低下による緊急停止は「施工不良が第一の原因」山中規制委員長述べました。

 緊急停止の原因は、電磁石で原子炉の上部に保持される48本の制御棒のうち1本が子炉に落下したことが原因で、それは制御棒を保持するための電磁石につながるケプルの上に、別の束ねたケーブルが覆いかぶさり、その重さでケブルの接続金の接触不良が起きたと推定しました。
 関西電力は他のプラントでも同じような不具合が起きていないか点検を行うとしています。
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高浜原発4号機の制御棒落下 施工不良が第一原因
                       しんぶん赤旗 2023年3月23日
規制委報告
 関酉電力高浜原発4号機で1月に発生した中性子量の低下による緊急停止の問題について、原子規制委員会の22日の定例会合で報告されました。会合後の会見で山中仲介委員長は施工不良が第一の原因」と述べました。
 緊急停止の原因は、運転中に電磁石で原子炉の上部に保持される48本ある制御棒のうち
1本が子炉に落下したことが原因としています。制御棒を保持するための電磁石につながるケプルの上に、別の束ねたケーブルが覆いかぶさり、その重さでケブルの接続金の接触不良が起きたと推定しています。
 規制委は、ケーブル上に他のケーブルが覆いかぶさる状態で敷設したごとは、業務が管理された状態で実施されたとは言えないなどと指摘。重要度と深刻度は、4段階で最も軽微なレベルと評価。国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)評価は最も低いゼロとしました。


自動停止トラブルの高浜4号機 24日に原子炉起動(福井県)
                         FBC 福井放送 2023/3/23
関西電力は23日、原子炉が自動停止するトラブルがあった高浜原発4号機について、原子力規制委員会から原因と対策に関する評価書が了承されたことを受けて、24日に原子炉を起動し、25日から発電を再開する予定だと発表した。(3月23日)
関西電力の水田仁原子力事業本部長代理が23日、県の野路博之安全環境部長と面談し、規制委員会の内容を報告した。報告を受けた野路部長は、規制当局の指示を受けながら、安全を最優先に再発防止策を徹底してほしいと述べた。
今回のトラブルは、制御棒を動かす装置の電気系統で特定のケーブルに負荷がかかり、接触不良が起きたことが原因で、関西電力は他のプラントでも同じような不具合が起きていないか点検を行うとしている。