新潟県の「原発事故に関する3つの検証」をとりまとめる検証総括委員会が2年以上開かれない中、池内了委員長と県幹部が運営方法を協議しましたが平行線に終わりました。
県幹部は28日午後、京都市内の池内委員長の自宅を訪れ1時間近く協議しました。
池内委員長は「僕は自分流の考え方で委員会をやりたい。県とは意見が完全に食い違っている」と述べました。県は「色のつかない」報告書を求めているようですが、それは無理な話で検証委員会の価値を損なうものです。
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県の「原発事故に関する3つの検証」池内了委員長と県幹部が協議も平行線
UX新潟テレビ21 2023/3/28
県の「原発事故に関する3つの検証」をとりまとめる検証総括委員会が2年以上開かれない中、池内了委員長と県幹部が運営方法を協議しました。しかし平行線に終わりました。
県幹部は28日午後、京都市内の池内委員長の自宅を訪れ、1時間近く協議しました。
協議を終えた幹部は。
■県幹部 「上司と相談します」
検証総括委員会は県民の意見を聞く時期や委員会が取り扱う範囲などについて池内委員長と県の考えが異なり、2年以上開かれていません。
「3つの検証」は今月24日の「健康」に関する報告を最後に各委員会の報告書が出そろい、検証総括委員会のとりまとめを残すのみとなっています。
■検証総括委員会 池内 了 委員長
「僕は自分流の考え方で委員会をやりたい。それは県としては求めるところではない。県とは意見が完全に食い違っている」
3月末に迫る自身の任期など委員会の運営については。
■検証総括委員会 池内 了 委員長
「県としてはどうするかはまだ決めていないので持ち帰って相談するということだった。結論は4月にずれ込むかもしれない」
検証のとりまとめは柏崎刈羽原発の再稼働を巡る議論の前提となり今後の対応が注目されます。