首都圏反原発連合(反原連)は11日、「原発のない安心・安全な社会環境を残そう」と首相官邸前抗議を行いました。参加者は、事故の教訓を忘れ、原発推進に躍起になる岸田政権に対し、「原発やめろ」「再稼働反対」「福島を忘れない」などと抗議のコールを行いました。
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原発ゼロまで続ける 反原連が首相官邸前抗議
しんぶん赤旗 2023年3月12日
(写真)「岸田政権は原発やめろ」「福島を返せ」と訴える参加者=11日、首相官邸前
東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から12年となった11日、首都圏反原発連合(反原連)は、「原発のない安心・安全な社会環境を残そう」と首相官邸前抗議を行いました。参加者は、事故の教訓を忘れ、原発推進に躍起になる岸田政権に対し、「原発やめろ」「再稼働反対」「福島を忘れない」などと抗議のコールを行いました。
反原連のミサオ・レッドウルフさんがスピーチし、岸田首相の原発回帰の方針について「福島の原発事故が収束しないもと、原発の活用を“国の責務”などとした法案を閣議決定し、“原発を動かさないと電気代が上がる”などと国民をどう喝している」と批判。原発事故による汚染水の海洋放出問題や除染土の新宿御苑などへの持ち込み問題に反対し、「私たちは原発がなくなるまであきらめず声をあげ続ける」と力を込めました。
東京都大田区から参加した女性(75)は「事故から12年たっても帰られない人が多く、帰宅が困難な地域も残っている。老朽原発を動かそうというのは許せない。それに復興特別所得税を大軍拡に使う方針にも怒っています」と語り、「小さい声ですが、原発をなくす、新増設も許さないという声をあげ続けたい」と述べました。
川崎市宮前区の女性(76)は「再生可能エネルギーへの転換を進めるべき時に、逆に向かっている」と原発回帰を批判し、「私たちはあきらめず、たたかい続けます」と語りました。