2021年7月1日木曜日

美浜3号機、発送電開始

美浜3号機、発送電開始 40年超原発—関電
                          時事通信 2021年6月29日
 関西電力は29日、運転開始から40年を超える美浜原発3号機(福井県美浜町、出力82.6万キロワット)の発電と送電を開始した。発電は、東日本大震災後の2011年5月に定期検査で停止して以来、約10年ぶり。
 美浜3号機は今月23日に再稼働。29日午後3時に、発電機と送電系統をつなぐ操作を行った段階的に出力を上げ、7月3日にフル稼働となる見込み。原子力規制委員会の最終検査で問題がないと確認されれば、同27日に営業運転を始める予定だ。
 ただ、設置を義務付けられたテロ対策施設が完成しておらず、設置期限の10月25日までに再び運転を停止する。

 発送電開始に当たり、関電の森本孝社長は「国の検査に真摯(しんし)かつ丁寧に対応するとともに、安全最優先で慎重に作業を進めていく」とのコメントを発表した。 【時事通信社】