水素を燃料とする燃料電池車の最長航続距離の樹立を目指して28日、モータージャーナリスト国沢光宏さんたちが、いわき鹿島水素ステーションを出発しました。
国沢さんのチームは約10人で交代で運転します。
これまでの最長は1003キロで、トヨタ自動車などで構成するチームが「ミライ」」を使いフランスで今年5月に達成しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
県産水素で最長航続距離に挑戦 燃料電池車が福島県いわき市を出発
福島民報 2021/06/29
モータージャーナリスト国沢光宏さん(63)は、県産水素を活用し、燃料電池車(FCEV)の最長航続距離に挑戦する。28日、福島県いわき市のいわき鹿島水素ステーションを出発した。
これまでの最長は、1003キロ。トヨタ自動車などで構成するチームがFCEV「MIRAI(ミライ)」を使い、フランスで今年5月に達成した。
今回の挑戦は、1003キロの記録達成の情報を知った国沢さんが「日本で記録を更新したい」と企画した。トヨタ自動車と、同水素ステーションを運営する根本通商(いわき市)の協力を受けて実施する。国沢さんと、挑戦に賛同する国沢さんの知人ら計約10人が交代でドライバーを務める。いわき市から南下し、千葉県の房総半島を経由して東京方面へ向かう。
国沢さんは「水素産業に熱心な地域でもある福島県の浜通りを出発地に選んだ。記録を塗り替えることで、福島の水素を全国にPRできればうれしい」と話した。
同日、1番手のドライバーを任された国沢さんがミライの運転席に乗り込み、関係者に拍手で見送られながら出発した。