2020年2月1日土曜日

福島原発1号機 格納容器の調査の開始がまた遅れる

福島第一原発1号機 格納容器の調査 開始遅れる 東電 
NHK NEWS WEB 2020年1月31日
メルトダウンを起こした福島第一原子力発電所1号機で計画されている格納容器内部の調査について、東京電力は、ことし3月までの開始が難しくなったと発表しました。開始時期は改めて示すとしています。
福島第一原発の1号機について、東京電力は、原子炉が入った格納容器の内部をロボットを使って調べる作業をことし3月までに開始する計画でした。
しかし、高圧の水を使って調査のための穴を格納容器の扉に開ける作業中、内側にたまっていた放射性物質が舞い上がって濃度が上昇するトラブルが起きました。
その後、作業の手順を見直すなどしてきましたが、まだ穴を開けることが出来ていません
このため、東京電力はことし3月までに調査を開始することは難しくなったと30日発表しました。開始時期については、今後改めて示すとしています。

ロボットを使った格納容器内部の調査を巡っては2号機と3号機ではすでに溶け落ちた核燃料を含むと見られる堆積物の確認に成功しています。