女川原発2号機の再稼働に向けて、原子力規制委員会は23日、新規制基準のうち、2段階目にあたる「工事計画」を認可しました。今後、東北電力は原発を運転したり点検したりする際の安全上のルールを定めた「保安規定」の認可に向け手続きを進めることにしています。
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女川原発2号機の「工事計画」認可
tbc東北放送 2021/12/24
東北電力が再稼働を目指す女川原発2号機について、原子力規制委員会は23日、設備の設計などを盛り込んだ「工事計画」を認可しました。
東北電力によりますと、認可を受けたのは女川原発2号機の再稼働の前提となる新規制基準のうち、2段階目にあたる「工事計画」です。
女川原発2号機は、2020年2月、新規制基準の「適合性審査」に合格。その後、原子力規制委員会は防潮堤の強度など設備の詳細な設計を盛り込んだ「工事計画」について審査してきました。
今後、東北電力は原発を運転したり点検したりする際の安全上のルールを定めた「保安規定」の認可に向け手続きを進めることにしています。
東北電力は、およそ3400億円をかけて女川原発2号機の安全対策工事を進めていて、2022年度以降の再稼働を目指しています。
女川原発2号機の安全対策工事計画を認可 原子力規制委員会
khb東日本放送 2021/12/24
東北電力が再稼働を目指す女川原発2号機について、原子力規制委員会は23日、安全対策工事の計画を認可しました。
原子力規制委員会は23日、原発事故を受けて作られた新しい規制基準の適合性審査で、防潮堤の強度など詳細な設計を盛り込んだ女川原発2号機の「工事計画」を認可しました。
女川原発2号機の審査を巡っては、3段階のうち2020年2月に防潮堤の地盤改良や放射性物質を除去するフィルターの設置といった安全対策を盛り込んだ「原子炉設置変更許可」に合格しました。
2段階目の「工事計画」の認可を受け、今後は原発の運転方法を定めた「保安規定」の審査が進められる予定です。
東北電力は現在、女川原発2号機の安全対策として海抜29メートルの防潮堤などを建設中で、これらの工事が終わる2022年度以降の再稼働を目指しています。