2021年12月24日金曜日

24- 韓国政府が日本公使呼び憂慮表明 原発汚染水放出計画に

 東電が21日に福島原発のトリチウム汚染水を海洋放出するための実施計画の審査を原子力規制委員会に申請したことを巡り、韓国政府が22日、在韓日本大使館の関係者を呼んで海洋放出手続きの強行に憂慮を表明するとともに、韓国の立場を記した外交書簡を渡しました。
 それとは別に韓国釜山機張郡の呉奎錫(オ・ギュソク)郡守は「海洋環境を破壊して機張郡民の食と安全、生命、生計を脅かす殺人行為を直ちに中断しなければならない」と主張しまし
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韓国政府が日本公使呼び憂慮表明 東電の海洋放出計画申請に
                          聯合ニュース 2021/12/23
【ソウル聯合ニュース】東京電力が21日に福島第1原子力発電所の処理済み汚染水を海洋放出するための実施計画の審査を原子力規制委員会に申請したことを巡り、韓国政府が在韓日本大使館の関係者を呼んで憂慮を表明した。
 韓国外交部によると、同部の李桐圭(イ・ドンギュ)気候環境科学外交局長は22日に在韓日本大使館の浪岡大介公使を呼び、日本側の海洋放出手続きの強行に憂慮を表明するとともに、韓国の立場を記した外交書簡を渡した。外交部の当局者はこれについて、日本大使館に韓国の立場と外交書簡を本国に伝達・報告させることが目的だと説明している。
 東京電力の申請を受け、韓国政府は21日に関係官庁による緊急の次官会議を開き、日本の一方的な海洋放出の推進に改めて深刻な憂慮を表明した。外交ルートでこうした立場を日本側に伝えることも予告していた。
 外交部の当局者は今後の対応に関し、「国内の関係官庁や国際原子力機関(IAEA)などの国際社会と共に必要な意思疎通と協議を続けていく」と伝えた。


韓国釜山機張郡、福島原発汚染水海洋放出に対して「殺人行為直ちに中断を」
                        中央日報日本語版 2021/12/23
韓国釜山機張郡(プサン・キジャングン)は東京電力が原子力規制委員会に福島第一原発の汚染水海洋放出に対する審査を申請したことに関連し、22日、遺憾の意を表明した。
東京電力は21日、原子力規制委員会に汚染水海洋放出実施計画に対する審査を求める「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画」変更認可申請を提出した。
約500ページほどの変更認可申請書には原発汚染水を海洋に放出するために必要な設備運営方法や汚染水濃度の分析、取水と放水方法についての内容が記されているという。
これに関連し、機張郡の呉奎錫(オ・ギュソク)郡守は「日本政府が自国の利益のために機張郡民と国民の命を担保に福島原発汚染水放流決定を実行に移そうとしている」とし「海洋環境を破壊して機張郡民の食と安全、生命、生計を脅かす殺人行為を直ちに中断しなければならない」と主張した。
また、呉氏は「日本政府の原発汚染水海洋放流が我が国民の生存権と直結した問題である以上、対政府次元の即刻的で厳重な対応を我が政府にもう一度強く要求する」と明らかにした。