2021年12月24日金曜日

島根原発2号機再稼働の是非 松江市市長及び島根県知事の判断は

 中国電力が再稼働をめざす島根原発2号機について21日、立地自治体である松江市の市議会は再稼働を承認する方針を示しました。それを受けて上定市長は今後も情報収集しながら、総合的に判断する考えを強調しました。

 また丸山・島根県知事も、「今後関係自治体や県議会の意見を聞き、総合的に判断していく」総合的な判断を重ねて強調しました。
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島根原発2号機再稼働の是非 市長判断はどうなる…
     松江市議会は再稼働容認方針 住民団体は抗議 
                         山陰中央テレビ 2021/12/21
中国電力が再稼働をめざす島根原発2号機について21日、立地自治体である松江市の市議会が賛成陳情を採択し、議会として再稼働を容認する方針を示しました。
松江市の12月定例市議会最終日の21日。議員が討論を行い審議したのは、2号機再稼働に対して市議会に寄せられた賛成と反対の陳情の取り扱いです。市議会の原発特別委員会では先週、賛成陳情8件を全て採択する一方、反対陳情21件は全て不採択としていて、特別委員会の段階ではすでに再稼働容認を示していました。
この特別委員会の内容が21日の本会議に報告され、討論などを経て採決に移りました。

立脇通也議長:「賛成の議員の挙手を求めます。…挙手多数であります」
採決の結果、賛成陳情を採択し、反対陳情を不採択とした特別委員会の結果を支持、議会の総意としました。松江市議会は再稼働容認の姿勢を表明した事になります。
この市議会の動きに・・・。
抗議活動する住民:「(原発再稼働に関する)住民投票の結果を経て、議会として判断してもらいたい。絶対に原発はやめてもらうしかない」
原発反対を主張する住民団体が抗議活動を行い、市議会では住民不在で議論が進んでいると訴えました。
市議会の判断が出た事に対し、可否判断の最終責任者である上定市長は…。
上定市長:「採択、不採択がなされたので、それも議会の声として受け止める。一つの判断材料として私自身も検討していく」
上定市長は今後も情報収集しながら、総合的に判断する考えを強調しました。

松尾 直明記者:「市議会としては一定の再稼働容認姿勢が示されました。今後上定市長には慎重な判断が求められます」


11月定例県議会閉会 丸山知事 2号機再稼動可否は総合的に判断(島根県)
                         山陰中央テレビ 2021/12/22
島根県の11月定例県議会は補正予算案などを可決し、閉会しました。
この中で島根原発2号機の再稼働について、丸山知事は総合的な判断を重ねて強調しました
22日に可決成立した補正予算は総額162億円で、このうちコロナ対策としてワクチン接種が難しい人が無料でPCR検査を受ける事業に17億3000万円余り、GoToEat事業に6億3000万円などが盛り込まれています。
ところで各方面の動きが活発化している島根原発2号機の再稼働について丸山知事は。
(丸山知事)「県の認識を今議会で特別委に報告した今後関係自治体や県議会の意見を聞き、総合的に判断していく」
総合的な判断を重ねて強調しました。