2021年12月22日水曜日

22- 女川原発重大事故時の避難道路 国直轄で整備へ

原発重大事故時の避難道路 国直轄整備に向け調査へ【宮城】

                           tbc東北放送 2021/12/21
 東北電力女川原発の重大事故時に避難道路となる、国道398号線石巻バイパスの整備されていない区間について、斉藤鉄夫国土交通大臣は、国直轄による整備に向け調査を開始する方針を示しました
 21日は、村井知事と齋藤正美石巻市長、須田善明女川町長が国交省を訪ね、斉藤大臣に要望書を手渡しました。石巻市と女川町にまたがる国道398号線石巻バイパスのうち、整備されていない「沢田工区」について、国直轄での整備に向け、調査を行うよう求めています。石巻バイパスは、東北電力が来年度以降の再稼働を目指す、女川原発の重大事故時には避難道路となります。沢田工区の現在の道路は万石浦に面し、豪雨などの際は冠水して、たびたび通行止めとなっています。宮城県は2021年8月に延長5.8キロの新ルートを策定しましたが、山側を通る新ルートの地質は、巨大な石と砕けた岩石が入り組む、もろく複雑な構造で、整備には高度な技術力が必要と分かりました。要望を受けた斉藤大臣は、早ければ今年度内に、国直轄による整備に向け調査を開始する方針を明らかにしたということです。